★10位の北海道と12位の仙台の対決は、北海道が4試合ぶりの勝利で順位を1つ上げる!!《北海道vs仙台》

▽20日に行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第20節の北海道vs仙台は北海道が4-2で勝利した。

▽3連敗中の北海道は、その3試合で1得点16失点と苦しい戦いを強いられている。そんな中、勝利を挙げれば順位が変わる一戦。FP室田、本田、堀米、酒井、GK三浦を送り出した。対する仙台の先発はFP井上、内野、藤山、松木、GK矢澤となった。

▽北海道ボールで開始された試合はお互いにボールを奪い合う球際で激しさと切り替えの早さを見せた。すると試合が動いたのは4分、CKから立て続けに仙台がシュートを放つと、耐え凌いでいた北海道のディフェンスが崩れ、内野が先制点を上げた。

▽先制された北海道は縦へのスピードよりもパスを回しながら攻撃を組み立てる。すると7分、堀米のシュートを矢澤が弾いたところに本田が詰めるがこのシュートはバーを叩く。逆に仙台は内野がドリブルでサイドから突破し追加点を狙っていく。すると13分に北海道のディフェンスの間から堀内がシュートを決めきり、仙台がリードを2点とした。

▽2点差にされた北海道は、直後にタイムアウト。その後はセットプレーからチャンスを作り出すが決めきれない。それでも15分に鈴木がゴール前でシュートを流し込みにかかると、ボールは矢澤の横を通してネットを揺らした。


▽さらに北海道はハーフタイムにかけて、仙台ゴールマウスにシュートを浴びせていく。結局、前半に北海道が18本ものシュートを放ったが、前半は2-1と仙台がリードして終えた。

▽北海道ではファイターズの優勝パレード、コンサドーレのJ1昇格が決まり賑わっている中1057名が苫小牧へ駆けつけた一戦の後半。追いかける北海道はFP水上、鈴木、神、高山、GK三浦を後半のスターターとする。対する仙台はFP藤山.内野.井上.松木.GK矢澤を送り出した。

▽開始直後仙台はFKを獲得するが、このチャンスはGK三浦が阻む。北海道は前半と同様に、北海道を長く経験した選手でセットを組む。神のパスに水上が跳ねたボールに合わせて高山へ送り、そこから放ったシュートは僅かにゴールの横へ逸れた。23分には鈴木、本田がシュート。25分には堀米から本田へ、そして酒井がシュートを放つも決めきれない。

▽北海道の猛攻撃の中でも仙台がカウンターから佐々木がシュートに持ち込む。北海道も32分、神がキックインで入れたボールを鈴木が合わせる。強烈なシュートだったが枠を捉えきれずにゴールマウスの横を通過した。

▽それでも34分に本田の鋭いシュートがゴールネットを揺らしてついに試合は2-2の振り出しに戻った。さらに36分には仙台が5ファールとなる。直後のFKでは、水上が矢澤の横を陣取ると、十川が直接狙ったシュートを、水上がうまくコースを開けて北海道が逆転に成功。すると仙台はすぐさまタイムアウトをとった。

▽仙台は狩野をGKとして起用し、パワープレーを開始。左右のサイドを使ってシュートチャンスを狙う仙台だが、北海道のディフェンスに対応される。39分には三浦がパワープレー返しを狙うがゴールマウスの横を通過した。

▽しかし40分に訪れたチャンスでは、高山がパワープレー返しを決めきり、4-2と仙台を引き離す。結局試合はそのまま終了のホイッスルを迎え、北海道が4試合ぶりの勝利。また、ホームには第16節の釧路開催となった町田戦以来となる勝利が届けられ、観客の笑顔と共にスタンディングオベーションが送られた。

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