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★残り12秒に西谷ミドルが炸裂!! 手に汗握る試合を繰り広げた首位攻防戦の決着は次回に持ち越し《名古屋vsすみだ》

▽3日に小田原アリーナで行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第13節の名古屋vsすみだは5-5のドローに終わった。

▽小田原セントラル初日最終試合では、名古屋セントラルを2連勝で終えて11試合消化して9勝2分けの勝ち点29で2位につける名古屋と、同じく名古屋セントラルで2連勝して12試合消化して10勝1分け1敗の勝ち点31で首位に立つすみだの首位攻防戦が行われた。

▽試合は立ち上がりから両チームともにアグレッシブな姿勢を見せる。名古屋は1分、セルジーニョ、安藤と繋いで最後は中村がシュート。すみだも2分に西谷がミドルレンジから果敢に狙う。

▽すると4分、名古屋はGK大黒のパスミスを見逃さずにボールを刈り取ると、最後は相手を背負った状態のセルジーニョがヒールシュートを沈めて先制に成功する。思わぬ失点を喫したすみだだったが、5分に左サイドの岡山が入れたシュートパスをファーサイドで完全にフリーとなっていた清水が押し込んで、すぐさま同点とした。

▽その後、すみだは前からのプレスを強めて名古屋を網にかけようとする。しかし名古屋もうまく間を使いながらプレスを回避するなど見応えのある攻防が続く。15分にはピヴォの位置に入ったセルジーニョの落としからダニエル・サカイがシュート。すみだも18分に稲葉が右サイドからシュートパスを入れて諸江が飛び込むなど好機を作ったが、前半は1-1のタイスコアで終えた。

▽迎えた24分、裏に抜け出した岡山がGKとの一対一を制して勝ち越しゴールを奪う。そこから名古屋が前プレを強めていくが、26分にすみだのカウンターが炸裂。ボラがきっちりとこのチャンスを決めきり、すみだが3-1と名古屋を突き放した。

▽名古屋は29分、右キックインを獲得。この直前に安藤がGKユニフォームを着てベンチ前で準備を始めていたが、名古屋はこのセットプレーからダニエル・サカイがミドルシュートを突き刺して1点差に詰め寄る。

▽すると、名古屋は35分から安藤をGKに置いたパワープレーを開始。迎えた36分にはパワープレーのパス回しから、右サイド深い位置の酒井が折り返したボールを、セグンドの八木が胸で押し込み3-3の同点となる。

▽名古屋は同点後もパワープレーを継続。すると37分に安藤が放ったミドルシュートのこぼれ球をセルジーニョが押し込んで、名古屋が逆転に成功。しかしすみだもすかさず稲葉をGKに置いたパワープレーに出ると、39分に西谷がミドルシュートをねじ込んで試合を振り出しに戻した。

▽追いつかれた名古屋は勝利への執念を見せて、再びパワープレーを開始。迎えた残り25秒にカウンター気味にボールを運ぶと、八木の折り返しから最後はセルジーニョが押し込んでまたも勝ち越しに成功した。

▽絶体絶命の状況となったすみだだったが、失点後からパワープレーを再開すると、残り12秒にまたも西谷のミドルシュートが炸裂。お互いに死力を尽くした首位攻防戦は、勝ち点1を分け合う結果に終わった。