1:2016/07/28(木) 00:07:17.39 ID:
浦和が国内で初めて、天然芝と人工芝の「ハイブリッド芝」をフルピッチで導入する。会員向けスポーツ施設で、女子や下部組織の練習拠点としても使用しているさいたま市桜区のレッズランドで、現在ピッチを養生中。9月には完成する見込みだ。

 会員や下部組織の選手たちの「ヘビーローテーション」に耐えうる、タフなピッチを目指す。このシステムは人工芝を植えた基布を地面に張り、その上に敷き詰めた土に天然芝を生やすもの。基布は保水力で芝の発育を促した後、糸が腐食・分解され、合成樹脂のメッシュ部分だけが残る。

 芝の根は地中方向や横方向に伸びながら、人工芝やメッシュに絡み付く。このことで、普通のピッチの3倍の耐用性になるという研究結果もあるという。ラグビー界では、W杯の会場など世界の主な競技場が、次々と採用している。

 サッカー以上にピッチに負荷がかかるスポーツで重用されていることでも、タフさは証明されている。サッカー界でもRマドリードやマンチェスターUなど、欧州のビッグクラブが試合のピッチに採用している。

 欧州では通年寒地型の芝を使えるが、日本では季節に合わせて、使用する芝を寒地型、暖地型と切り替えなければならない。この点への対応が日本で普及する上での課題にはなるが、解決できれば天然芝の使用感と人工芝の耐用性を併せ持つ、高機能なピッチができあがる。

 関係者は「試合会場についても、特に負荷がかかるGKの守備位置や、副審が走るタッチライン沿いなどには、早期導入を考えてもよいかもしれない」と話す。大型の屋根を備える分、慢性的な日照不足で芝の根付きが悪い会場などにとっても、新しい解決策になるかもしれない。

 浦和は今月上旬、さいたま市大原サッカー場内のクラブハウスを増設することを発表した。食堂やリラクセーションルーム、仮眠室など設備が充実することで、選手寮がこれらの機能を肩代わりする必要がなくなった。

 山道守彦強化本部長は「その分、育成年代の活動のために、選手寮のスペースを活用できることになる。新しい施設をつくるということは、クラブの活動の選択肢を増やすことになる」と話していた。

 ハイブリッド芝のピッチにも、同様の効果が期待できる。現在、下部組織は主に、さいたま市与野八王子サッカー場の人工芝ピッチで練習をしている。タフな新ピッチができあがれば、レッズランドに拠点を移す構想がある。そうなれば天然芝同様の感触の中で、しかも芝の減耗をさほど気にせず常時プレーできる。

 その分、住宅地の中にあり行き帰りの道も明るい与野八王子サッカー場を、レディースユースの練習に充てれば、より安心して通ってもらうことも可能になる。こうしてピッチ1面新設の波及効果は、広範囲に及ぶと見込まれている。

 トップチームは11年にJ2降格の危機にひんし、クラブ史上初の「赤字」も経験した。しかし翌12年就任のミハイロ・ペトロビッチ監督のもとで成績は安定。毎年優勝争いを演じ、アジアチャンピオンズリーグにも3回出場してきた。

 その中で、経営も再び安定。営業収入は11年から約7億円増え、60億8800万円に達した。山道強化本部長は「この安定した状況だからこそ、できることがあります。悲願の優勝を狙うと同時に、クラブの未来を見据えて動く必要もある」と話す。

 今こそ将来への“レガシー(遺産)”を-。クラブハウス増設に続き、浦和が10年先を見据えた一手を打つ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160728-00000003-nksports-socc
 
3:2016/07/28(木) 00:09:22.48 ID:
厚別は張り替えてるように見えないけど常時寒冷地よう?
9:2016/07/28(木) 00:41:19.61 ID:
>>3
洋芝適性が問われそうなスタジアムだな
 
5:2016/07/28(木) 00:13:46.11 ID:
デッソグラスマスター
 
6:2016/07/28(木) 00:32:47.85 ID:
ハード面の投資は長い目で見たら価値あるよね
 
7:2016/07/28(木) 00:32:54.17 ID:
神戸はよ
 
10:2016/07/28(木) 00:44:06.60 ID:
サンシーロ見てる限り慣れれば問題は無さそうだ
 
 
昨年のラグビーワールドカップでメイン会場として決勝戦も行われたトゥイッケナムも複合芝を採用。
10試合が開催されたが高い耐性を証明した。