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★大阪との接戦をモノにしたすみだが無傷の4連勝《すみだvs大阪》

▽2日に行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第4節のすみだvs大阪が、墨田区総合体育館で行われ、3-2ですみだが勝利した。

▽開幕から3連勝で首位に立つすみだが浦安との共同開催で、2勝1分けと無敗の大阪を迎えた。試合は開始直後に相手陣内へとボールを運んだアルトゥールがそのままシュートを放つなど、大阪が積極的な入りを見せる。

▽対するすみだは前線からアグレッシブにボールを奪いにかかるが、大阪がショートパスをつないで上手くいなしていく。それでも徐々にすみだが形を作り始めると7分、カウンターから右サイドを抜け出した清水の折り返しに、セグンドの西谷が押し込んで先制点を奪った。

▽追いかける大阪は9分に自陣からのロングボールを左サイドのヴィニシウスが折り返す。このボールはラインを割りかけるが、諦めずに走り込んだ加藤が角度のない位置からシュートをけり込み、試合を振り出しに戻した。

▽すみだは12分に左CKから渡井の縦パスを受けた田村が反転してGK冨金原の股を抜くシュートを放つが、ギリギリで冨金原がボールをセーブ。大阪も13分に右CKからアルトゥールの落としたボールをヴィニシウスが蹴り込むが相手にブロックされた。

▽結局、前半に勝ち越しゴールは生まれず後半を迎えた。すると25分、すみだが押し込んで試合を進めると諸江が左足で豪快にミドルシュートを沈めて、すみだがリードを得る。しかし大阪も28分にカウンターから加藤が中央を持ち上がり、小曽戸の折り返しをアルトゥールが押し込んで、大阪が同点とした。

▽その後も一進一退の攻防が続く中、33分にすみだはボックス右でボールを受けた諸江がフリーの状態でシュートを流し込んで3度目のリードを奪う。すると大阪は残り1分20秒から小曽戸をGKに置いたパワープレーを開始するが、今度は同点にすることができずに試合終了。すみだが開幕から無傷の4連勝とした。

 

★木暮監督「常に追いかける展開が全て」《すみだvs大阪》

 

◆シュライカー大阪
▽木暮賢一郎監督
――試合を振り返って
「非常に重要なゲームでした。お互いに激しく、内容的には均衡したどっちに転んでもおかしくないゲームだった印象です。走り合い、カウンター合戦は相手の強みです。それをさせないためには、守備ラインの設定や試合コントロールが必要でした。そういう意味で、内容よりもスコア的に、常に追いかける展開が全てだったと思います。内容的には接戦でお互いの特長が出た試合でした。スコアの動かし方の面でこちらが苦しくなりました」

――相手にボール保持されている時間が長く感じたが
「前半に関して言えば、早い時間で5ファウルとなりました。その前までは、問題を感じていません。ファウルが溜まってからはプレッシャーをかけるのが難しかったです。そして後半の2点目が大きく、ラインはハーフに設定しましたが、強くプレスして押し上げる。そういうところをトレーニングしてきましたが、2点目はプレスが甘くシュートを打たれました。40分の中で良くない時間帯にやられた印象です」

――セットを入れ替えながら相手に的を絞らせないように戦っていた印象だが
「今シーズンに関しては、セット分けをしていません。。頭にあるオフェンシブなセット、ディフェンシブなセット、脅威を与えるセット、バランスを見るセット。いくつかある中で、選手の特長や試合の流れを照らし合わせて選手起用しています。トレーニングから競争をしています。どのトレーニングでもメンバーを変えながら、意図するメンバーで、どの選手を出しても良いパフォーマンスが出せることをコンセプトに置いています」

――次節に向けて
「数字や順位に関してはこの2戦で勝ち点5を落としました。取り返しつかなくなる前にまずは勝つことが次の試合では大事です。神戸も関西ダービーでモチベーションは高いでしょう。今日のように激しい試合になるはずです。一週間、修正して、しっかり勝ち点3取りたいと思います」

★須賀監督「ゴールに近い位置にボールを運ばせてくれたのは僕らにとって好都合」《すみだvs大阪》

 

◆フウガドールすみだ
▽須賀雄大監督
――試合を振り返って
「難しいゲームになるのはわかっていました。その通りに取っても取られる難しいゲームになりました。そこをコントロールするのが今季の1つのテーマでもあるので、そこは課題にしつつも、コントロールしようとしてもできないのがフットサルです。その中でどするかという中で、3点目を奪い切った選手たちは素晴らしいなと思います。この勢いを続けていければと思います」

――今季の大阪はマンツーマンのディフェンスをしている中で、今日はハーフに引いてきたが、そこへの対策は
「正直にプレスでくるかと思っていましたが、うち相手にはあの守り方が守り易いと思ったのでしょう。ただ、ゴールに近い位置に運ばせてくれるのは僕らにとって好都合でしかありません。そういう意味で、早くゴールに迫れたという意味ではやりやすかったです」

――4連勝で勝ち点12を獲得し2位以下とのと差が開いているが、ここまでの戦いを振り返って
「正直に、こういうスタートもイメージできていましたし、そうじゃないスタートもイメージできたていました。それだけ拮抗したリーグで、1試合ごとに大事に戦うことが重要です。ここまでの3連勝を難しい試合でした。これからも先を見すぎるのではなく、一試合ごと勝っていくことがチームのスタイルに合っているのかなと思います。次の府中戦も大事に戦っていきたいと思います」

――次節に向けて
「町田戦を見ましたがモチベーションとフィジカルが高く、手強い印象を受けました。来週も難しい試合になるんですが、お客さんは楽しめる試合。その中で勝ちをプレゼントできるように準備していきたいです」