Fリーグモバイル

http://sp.f-lg.jp/news/list?page=0

 

★大分が芝野のハットで湘南を一蹴!《湘南vs大分》

▽25日にSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第3節の湘南vs大分が行われ、1-4でアウェイの大分が勝利した。

▽前節はアウェイで北海道と引き分けた湘南と、ホームで名古屋に引き分けた大分の一戦。試合は序盤から湘南が押し込む展開で進む。

▽5分、林田のパスカットから刈込がフリーで決定機を迎えるが、シュートは枠を外れる。8分にはGK上原のスローから浦上が落とし、最後は近藤がシュートを放つが、これも枠を捉えられない。するとその直後のプレーで、田村が裏に抜け出すと、最後はこぼれ球を芝野が押し込んで大分が先制する。

▽湘南のタイトな前からのプレスに苦しんでいた大分が先制するも、その後も湘南が押し気味に試合を進める。12分には植松が左サイドから切れ込んでシュートを放つも枠外。16分にはゴール正面でパスを受けた浦上が反転シュートも、GKにセーブされる。

▽大分の1点リードで迎えた後半、先に得点を奪ったのはまたしても大分だった。21分、カウンターから芝野が極めてリードを2点に広げる。

▽2点差を追う湘南は、岡村、安嶋が惜しいシーンを作るも28分、再びカウンターから田村のパスを受けた芝野が決めてハットトリックを達成。大分がリードを3点とした。

▽湘南は31分から植松をGKに置いてパワープレーを開始。すると直後に岡村が豪快に右足で蹴り込んで1点を返す。その勢いのままにパワープレーを続けた湘南だったが、36分に仁部屋にパワープレー返しを決められ万事休す。そのまま試合は終わり、大分が1-4で勝利を収めた。

★吉武監督「修正に選手が上手く応えてくれた」《湘南vs大分》

 

◆バサジィ大分
▽吉武茂郎監督
──試合を振り返って
「今日は相手のホーム開幕ということで、アップから勢いを感じていて、会場の雰囲気も相手のホームだなという感じでした。選手たちが平常心を保って、良いプレーをしてくれたと前半から感じていました」

「ゲームの中で修正を入れた所ことに対して、選手たちがしっかり対応してくれたことが勝因かなと思います。ここ2試合は指示に対して選手ができないことが多かったですが、今日は修正をしたところに対して選手たちがしっかりと対応してくれたと思いますし、良いゲームができたと思います」

──具体的に修正した部分というのは
「相手が前から来ていたので、前半にセット間で修正を入れて、それに対して上手くはまっていました。後半はもう少し要求を高くして、難しい動きに対して、後半の開始に得点できました。修正した中でもプレーでした。得点に繋がったのは良かったです」

──芝野選手がハットトリックでしたが
「良かったです。たまたまだとは思います。うちは得点力は低いですし、名古屋戦で決めてくれとも思います。得点力があるわけではないです。今日はみんなが頑張って最後は(芝野)創太にボールを送ったんだと思います」

 

★芝野「どんどん点を取っていきたい」《湘南vs大分》

 

◆バサジィ大分
▽芝野創太選手
──試合を振り返って
「点差は最後3点差になりましたけど、どっちに転んでもおかしくなかったです。試合の中で良い時間に点を取れて良かったと思います」

──序盤は湘南の守備に苦しんでいたと思いますが
「立ち上がり湘南のペースで試合が進んで、受けて立つというわけではないですが、消極的なプレーが多かったかなと思います。その中で、流れが悪い時に先制点が取れて、チームとしても落ち着けたかなと思います」

──2点目を取った時間帯が大きかったように思いますが
「結果的に点差がついたので、みんなが落ち着いてプレーできたのかなと思います。点差をつけたことで、自分たちがやりたいパス回しとかもできたと思います。あの時間帯で良い形で得点が取れて良かったです」

──ハットトリックの活躍でしたが
「取れる時は取れるんだなという感じです。今日の点は自分で崩したというよりも、半分はチームメイトが良い所にパスを出してくれました。3点取りましたが、これに満足することなく、どんどん点を取っていきたいと思います」

──日本代表というものに向けても得点が求められると思いますが
「代表ではピヴォをやらせてもらっていて、自分の年齢を考えると、結果を残す以外は生き残っていけないと思います。代表でも良い刺激を受けたので、この流れでチームを引っ張っていけるぐらいの選手になりたいです」

★横澤監督「勝利をプレゼントできなくて悔しい」《湘南vs大分》

 

◆湘南ベルマーレ
▽横澤直樹監督
──試合を振り返って
「今日はホーム開幕戦ということで、多くのサポーターの方々に見守られた中で試合をしましたが、まずこの環境でプレーできることに感謝していますし、みなさんの応援があるから僕たちが頑張れます。とても感謝しています」

「我々のスタッフが記録したシュート数は49本。前半19本、後半30本です。決定機は12本です。前半6本、後半6本です。これを見る限り、どれだけ攻撃を繰り出していたかが分かりますが、それでも1点という状態。これを来週に向けて改善するしか無いです」

「(ホーム)開幕戦で勝利できなかったことが残念です。応援してくださったみなさまに勝利をプレゼントできなかったことが悔しいです」

★浦上「ゲームコントロールの部分をもう少しやらなければ」《湘南vs大分》

 

◆湘南ベルマーレ
▽浦上浩生選手
──試合を振り返って
「ホーム開幕戦でたくさんの方々が応援してくれたので、勝って終わりたかったです。結果は4-1と残念なものになってしまいました」

──序盤は良い守備で大分に良いプレーをさせていなかったと思いますが
「狙い通りといえば狙い通りです。相手がその後対策してきたので、こちらも対策を取りながら前からのプレスに行きました。そういった所からカウンターに繋げて、チャンスも数回あったので、そこを決めていけるようにしたいです」

──今日はピヴォでプレーしましたが攻撃面の手応えはいかがですか
「今日初めてピヴォでプレーしました。自分の特徴からチャンスも作れましたが、それを1試合フルでやれていければなと思います。チームとしてはスピードがあったり、ドリブルが得意な選手が多いです。外で仕掛けてシュートまで行ける選手も居ます。そういったシュートのこぼれ球を狙ったりだとか、色々な攻め方ができますし、監督からも指導を受けてやっています。そういった所を煮詰めていかないと、なかなか勝てないのかなと思います」

──後半の立ち上がりの失点が試合を難しくしてしまったかなと思いますが
「最初と最後の5分は特に集中しろと言われています。そういった部分で、相手の集中力が勝ったのかなと思います。自分たちがやるべきことを、さらに集中してやっていけば失点は防げたと思います。1-0だったら分からないゲームでしたが、3-0までいってしまったので、そういった中で1-0をポジティブに捉えて、我慢して得点を取れればよかったです」

──ここまでの3試合を振り返って
「今シーズンは走れる選手が多いです。運動量で相手に走り負けることはないと思います。チームも一体となっています。それが上手くハマれば良い結果になると思いますが、ここ3試合は結果を残せていないです。精神的にも耐える時間だったり、前がかりになり過ぎないようにしたりと、ゲームコントロールの部分をもう少しやっていかなければいけないと思います」

──ここからホームゲームが続きますが
「次の試合こそは本当に負けられません。勝って、応援してくれるみなさんと勝利のダンスが踊れるように、しっかりと練習していきたいと思います」