◆プレーオフ日程
▽1月13日(土)
ペスカドーラ町田 vs シュライカー大阪(14:30) ――[1]
湘南ベルマーレ vs フウガドールすみだ(17:30) ――[2]

▽1月14日(日)
[1]の敗者 vs [2]の敗者(14:30)
[1]の勝者 vs [2]の勝者(17:30) ――[3]

▽1月20日(土)
名古屋オーシャンズ vs [3]の勝者(16:30)

▽1月21日(日)
名古屋オーシャンズ vs [3]の勝者(16:30)

 

優勝を決めるプレーオフが遂に開幕!! 1回戦の見どころは!?

▽13日に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場でDUARIG Fリーグ2017/2018 プレーオフ1回戦が行われる。

▽今月7日にリーグ戦の全日程を終了したDUARIG Fリーグ。首位の名古屋オーシャンズ、2位のペスカドーラ町田、3位の湘南ベルマーレ、4位のフウガドールすみだ、5位のシュライカー大阪が、今シーズンの優勝を懸けてプレーオフで激突する。

▽13日から行われるプレーオフ1回戦では町田vs大阪、湘南vsすみだの2試合が行われ、勝利したチームが翌日の準決勝に進出。準決勝に勝利したチームが、名古屋との決勝戦に臨む。名古屋への挑戦権を掴むのはどのチームになるのだろうか――。

◆昨季優勝を争った2チームの対戦は完成度vs経験

【今シーズンの対戦成績】
町田 4-0 大阪(町田市立総合体育館)
町田 2-1 大阪(大阪中央体育館)
町田 6-2 大阪(ゼビオアリーナ仙台)

▽10年目を迎えた昨シーズンの優勝を争った2チームがプレーオフ1回戦で激突する。昨シーズンはリーグ1位の大阪に対し、プレーオフを勝ち進んだ町田が初戦を3-2で勝利して2日目に望みを繋げた。逆転優勝に期待が懸かったが、最終決戦は大阪が3-2で勝利。2試合合計の勝敗数と得失点は五分となったものの、レギュレーションによりリーグ1位の大阪に王座を譲った。

▽悔しさを払しょくするべく臨んだ今シーズンは町田が大阪との3試合で3連勝と一方的な成績を残している。昨シーズンもチームとしての完成度の高さを見せた町田だが、今シーズンはさらに安定感が加わった。リーグ戦の4敗は名古屋の5敗を上回るリーグ最少。昨シーズンにはなかった悪いなりにも負けない戦い方ができている証拠だ。岡山監督も「苦しい時期を過ごした時に下を向かずに支え合って、負けた原因を克服できるように練習してきた」と自信を示す。

▽対する大阪は、AFCフットサルアジアクラブ選手権への出場により、例年にないタフな戦いが続いた。さらにキャプテンを務めるFPアルトゥールのコンディションが整わずにチームを離脱すると、昨シーズンの王者の強さは失われた。しかし、リーグ戦終盤には長期離脱していた日本代表FP加藤未渚実やアルトゥールが復帰。さらにFPクレパウジ・ヴィニシウスが日本に帰化したことでアルトゥール、FPチアゴとの強力なセットを組めるようになり、昨シーズン以上の攻撃力で最後の2連戦を連勝。プレーオフ出場に滑り込んだ。

▽今シーズン限りで退任が決定している木暮賢一郎監督は「ここ3シーズンで全てのプレーオフに参加しているのは名古屋と大阪だけ。3回のうち2回はファイナルまで行っている」と経験の面でアドバンデージがあることを強調。王者として負けられない戦いに臨む。


◆成長著しい2チームの激突

【今シーズンの対戦成績】
湘南 5-2 すみだ(小田原アリーナ)
湘南 1-4 すみだ(北海きたえーる)
湘南 2-3 すみだ(立川立飛アリーナ)

▽今シーズン一番の驚きは湘南ベルマーレの躍進だ。Fリーグ開幕から所属するオリジナル8の1つである湘南だが、毎シーズン下位に低迷しており、これまでの最高順位は開幕シーズンの5位。しかし、今シーズンは序盤から安定した戦いを見せてプレーオフ圏内をキープ。最終節で町田にかわされて3位に転落するも躍進のシーズンと言える。

▽そんな湘南の強さの秘訣は「スポンサーやサポーター、クラブスタッフや選手たち全員が一丸となって戦う姿はFリーグで一番」と奥村敬人監督が語る団結力。第20節の大阪戦ではShonan BMW スタジアム平塚と同じ敷地内にあるトッケイセキュリティ平塚総合体育館で、Jリーグを戦う湘南ベルマーレを巻き込んだイベントを実施。「J」と「F」の違いはあれど、アリーナ中に緑と青のユニフォームをまとったサポーターが集まり大合唱。チームはこの声援に呼応するかのように王者・大阪を相手に7-2と大勝した。プレーオフでもJリーグがシーズンオフのため、大勢の湘南サポーターが詰めかけることが予想される。大応援団の声援を受けて、今シーズンの集大成に挑む。

▽対するすみだも、今シーズンの健闘ぶりには少々驚きが隠せない。主力選手の引退や退団が重なり、チームとしての変革期となった。しかしその不安を払しょくするように開幕戦のバサジィ大分戦では新加入のFP大薗諒がハットトリックの活躍を見せて9-1と大勝した。その後も若手を積極的に起用し、大きな連敗もなくプレーオフ圏内でフィニッシュしている。

▽順位は昨シーズンと同様の4位ながらも、今シーズンは大きな意味を持つ。須賀雄大監督も「勝ち点で言えばクラブ史上最高の勝ち点を獲得でき、成長を感じる1年。来年に向けて伸び代しか感じていない」と手ごたえ十分。プレーオフを勝ち進むことで、自信を確信に変えたいところだ。

 



◆プレーオフならではのアツい戦い
▽各指揮官が口を揃えて言うのは「プレーオフはリーグ戦と違った戦いになる」ということ。町田の岡山監督が「上手さ下手さよりも、気持ちの部分が大事」というように、リーグ戦以上に選手の勝ちたい気持ちが表れ、観ている側も選手たちのワンプレー、ワンプレーに引き込まれる。名古屋への挑戦権を手にするまであと2勝。最後のサバイバルマッチが始まる。

 

 

引用元:Fリーグモバイル http://sp.f-lg.jp/news/view?news_no=300939&page=0