★湘南、内村の終盤2ゴールで浦安に逆転勝利! 1年ぶり秦野開催のゲームを制し3戦負けなし《湘南vs浦安》

▽25日に秦野市総合体育館でDUARIG Fリーグ2017/2018第26節の湘南ベルマーレvsバルドラール浦安が行われ、4-3で湘南が勝利した。

▽前節のペスカドーラ町田戦を3-3で引き分けて2戦負けなし中の湘南が、アグレミーナ浜松戦を3-4で落として連敗中の浦安をホームに迎えた。1年ぶりの秦野開催となった一戦。試合はホームの湘南が立ち上がりから高溝、植松のシュートでゴールを脅かす。すると直後、ボックス左手前で受けたロドリゴが左足を振り抜いてゴール右上へと突き刺した。

▽それでも先制を許した浦安は3分、ボックス手前でパスを受けた星が同点ゴールを奪う。試合を振り出しに戻した浦安は6分、自陣右サイドから宮崎が縦パスを供給。青山がシュートを放つもGKフィウーザに阻まれる。

▽対する湘南は7分、細かいパス回しからラインをあげたGKフィウーザがボックス中央へ縦パス。これを受けた本田真琉虎洲が反転して右足を振り抜いたが、ゴール右へと外れた。

▽その後も勝ち越しゴールを目指して浦安を押し込む湘南。10分には、相手のロングボールを好判断な飛び出してカットしたGKフィウーザがボックス左手前の鍛代につないで最後はボックス手前の刈込が左足でボレーシュートを放つ。しかし、これはGK藤原にパンチングで逃げられる。

▽するとやや苦しい時間帯が続いてた浦安が一瞬の隙から逆転に成功する。自陣右サイドからの宮崎のパスに左サイドを抜け出した野村が中央に折り返しを岩本がゴール右へと流し込んだ。

▽逆転を許した湘南はすぐさま攻勢に転じる。しかし、浦安の集中したディフェンスになかなかシュートまで結びつけることができない。それでも前半終了間際、右サイドで粘り強くパスをつなぎ、中央への折り返しに本田真琉虎洲が詰める。これは合わせることができなかったが、こぼれ球を小門がGK藤原手を弾く強烈なシュートでゴールネットを揺らした。

▽2-2の同点で試合を折り返すと、浦安がボールを保持。対する湘南は速攻からゴールを狙う。しかし、互いに焦れずシュートを打たせない展開が続く。それでも湘南は25分、自陣でボールを奪ったロドリゴがボックス右外まで持ち込み、左足でクロス。本田真琉虎洲がボレーで合わせたが、野村が体を張ったブロックでこれを防ぐ。

▽すると浦安が再び勝ち越しに成功する。26分、星からの右サイドのキックインをボックス手前やや左の宮崎がゴール左に流し込んだ。

▽またも追いかける立場となった湘南はここから一気に攻勢を強める。28分、GKフィウーザのスローをボックス右手前で受けた鍛代が右足で強烈なシュート。これは相手DFの足に当たってゴール上を通過する。

▽湘南を引き離したい浦安も攻勢を続けて湘南を押さえ込もうとする中、湘南がロドリゴの意表をついたパスで同点に追いつく。33分、ハーフウェイライン付近右でボールをキープするロドリゴ。ドリブルからシュートまで持ち込むかに思われた中、一瞬の隙を突いてボックス左へスルーパスを送る。するとフリーになっていた内村が冷静に押し込んだ。

▽湘南がスコアを3-3にしたことで会場の雰囲気は最高潮。幾度となくシュートを放ち、ゴールを脅かす中、迎えた37分、敵陣中央左でパスを受けた内村が劇的ゴールを奪う。カットインして一度キックフィントを入れて、切り返しから左足を振り抜くとボールはゴール右へと突き刺さった。

▽ついに逆転に成功した湘南。一方の浦安は直後にGKの位置に星を投入してパワープレーを仕掛けるが、最後までGKフィウーザの牙城に阻まれてしまい、試合終了。4-3で勝利した湘南が無敗記録を「3」に伸ばした。

 

 

★奥村監督「選手たちの底力がついてきたなという実感がある」《湘南vs浦安》

◆湘南ベルマーレ
▽奥村敬人監督
――試合を振り返って
「これがプレーオフへのプレッシャーなのかなというくらい、狐に取り憑かれたくらい選手たちの動きがあまり良くなく、非常に苦しい試合でした。その中で我慢して我慢して出場した選手たちが、ピッチの中で100%の力を出してくれたので、こういう結果になったと思います。チームとして、選手たちの底力がついてきたなという実感があります」

「出た選手はもちろん、メンバー外の選手たちが普段の練習から試合に出れないことへの不満があると思いますけど、その中でも100%の力で練習に取り組んでくれています。そこで普段出場している選手がそれを乗り越えるというやり合いが、試合で苦しい時にさらに上にいける要因なのかなと思います」

「今日試合に出れない選手や下部組織の選手たち、ボランティアの方々、ファンの方々が朝の8時半から設営をしてくださり、そういった思いもピッチに乗り移っていたから苦しい試合でも我々が1点差で勝つことができたのかなと思っています。自分たちの力だけでなく、皆さんの、地域の方々の支えによってこの試合に勝てたのかなと思っています」

 

 

★高橋監督「当たり前にやらなくてはいけないことが一瞬欠けてしまった」《湘南vs浦安》

◆バルドラール浦安
▽高橋健介監督
――試合を振り返って
「この1週間湘南戦に向けてかなり対策をしてきた中で、それをしっかりとやり続けてくれていたと思います。その部分に関しては上手くいっていたことも多く、ペースを握る時間もありました」

「ただ、勝負を決める重要な局面や時間帯、特に失点の場面がそうでしたけど、ハーフから10m入ってきた時の守備の部分やマークを変えるときの声掛けなど当たり前にやらなくてはいけないことが一瞬欠けてしまいました。そういうところで順位が上のチームに対して、こういう結果になってしまうのかなと思います。非常に悔しい敗戦です」

 

 

引用元:Fリーグモバイル http://sp.f-lg.jp/news/list?page=0