引用元:Fリーグモバイル http://sp.f-lg.jp/news/list?page=0

 

★新戦力ヴァルチーニョ&ルイジーニョが初ゴール!! 名古屋が湘南との首位決戦を制する《湘南vs名古屋》

▽25日にDUARIG Fリーグ2017/2018第3節の湘南ベルマーレvs名古屋オーシャンズが小田原アリーナで行われ、6-3で名古屋が勝利した。

▽湘南とフウガドールすみだ共同開催第2試合は、前節のホーム開幕戦ですみだに勝利し開幕2連勝とした湘南が、同じくホーム開幕戦でアグレミーナ浜松に勝利して2連勝とした名古屋が対戦した。開幕2連勝同士の首位攻防戦は、1分にラファのパスから齋藤がシュートを放つが、GKフィウーザが好セーブを見せる、2分にもキックインから齋藤が再びシュートを放つが、またもGKフィウーザが止めた。

▽しかし6分、名古屋は右キックインから中でボールを持った八木がボックス手前からシュート。これがネットを揺らして名古屋が勢いのままに先制した。一方の湘南は、失点後から徐々に攻撃に転じる。7分には左サイドを盾に抜けたロドリゴが左足で狙うがボールは枠を捉えきれなかった。

▽名古屋は8分、先日加入が発表されたFPヴァルチーニョ、FPルイジーニョを一気に投入する。すると9分にはルイジーニョの縦パスからヴァルチーニョが狙うが、またもGKフィウーザが好セーブを見せた。

▽湘南も10分に右サイドでボールを受けた小門がシュートを放つが、枠をとらえきれず。14分にはロドリゴが右サイドを突破してから狙うが、ここは戻ってきた西谷がライン上でクリアする。前半終盤にかけては湘南が勢いを持って攻め込んだが、名古屋が1点リードのまま後半を迎える。

▽迎えた後半は湘南が優勢に試合を進めると、21分には刈込が右サイドでループシュートを狙うがボールは枠外へ。名古屋も23分にGK関口のクリアランスから、ラファがボックス右でボレーを狙うが、こちらも枠を捉えきれない。それでも25分、に左サイドから崩しにかかった名古屋は、右サイドの西谷が押し込んで2点目を奪った。

▽名古屋はさらに27分、左サイドの八木が入れたシュートパスを、ファーポストの酒井が押し込んで3点目を奪った。失点を重ねた湘南は27分に植松がドリブルで突破してシュートを放つがポストを叩く。なおも攻め込む湘南は30分にゴール正面でFKを獲得。ロドリゴが直接狙うが、ここもポストを叩いてしまった。

▽すると今度は名古屋が反撃。31分にはルイジーニョのパスから攻撃が始まり、ショートパスをつないで攻め込むと、最後はルイジーニョが加入後初ゴールを奪い切った。湘南もそこから反撃に出ると、33分に植松がドリブルで突破してシュート。この流れでこぼれたボールを小門が押し込んで1点を返す。

▽すると湘南は残り5分30秒から鍛代をGKに置いたパワープレーを開始。しかし36分にラファが相手のミスから抜け出して無人のゴールにボールを押し込み、名古屋が5点目を奪った。しかし湘南も36分に鍛代がネットを揺らす。

▽38分にはロドリゴのハンドで湘南が6つ目のファウルを犯して、名古屋が第2PKを獲得。しかし齋藤のシュートをGKフィウーザが止めると、直後の39分には本田真琉虎洲がチームの3点目を奪った。

▽名古屋は40分、相手のブロックからまたもファウルをもらって第2PKを獲得。今度はルイジーニョがキッカーを務めるも、またしてもGKフィウーザが立ちはだかる。しかし試合終盤にヴァルチーニョにも移籍後初ゴールが生まれて勝負アリ。白熱の首位決戦は6-3で名古屋が勝利した。

 

 

★ペドロコスタ監督「プレーオフで対戦することとなってもおかしくない相手だった」《湘南vs名古屋》

◆名古屋オーシャンズ
▽ペドロコスタ監督
――試合を振り返って
「非常に価値のある勝利でした。ゲームの中で求める攻撃パターンを作れた試合でしたし、ある程度流れは作れました。主導権を握れたと思います。パワープレーは相手に追い込まれましたが、全体的に見て選手がしっかりと良いゲーム、良いパフォーマンスを見せてくれました」

「ベンチの選手やスタッフ一丸となって戦った結果です。楽な試合ではなく、私自身も試合終わった後にシャツがびっしょりと濡れていました。素晴らしい試合だったと思います。また、手強い湘南を感じました。プレーオフで湘南と対戦することになってもおかしくない強い湘南を見ました」


――ヴァルチーニョ、ルイジーニョに加え、ラファをどのようにチームにフィットさせていきたいか
「まずは外国人枠の問題があり、ピッチには2選手しか立てません。ベースになってくるのは日本人の選手です。今シーズンの外国人選手は世界でもトップレベルで個性があります。自分の好きなポジションを持っている選手たちです。特長がある選手で、左足のピヴォ、右足のピヴォがいることはゲームの中でも大きいです。そしてチームのベースとなる選手がいろいろな形、彼らの特長を使うことでパターンが増えるでしょう。攻撃の部分では自分でも点が取れる選手です。昨シーズンはそこで苦戦したので、大きな期待をしています」

――吉川について
「吉川に関してはオフが2年間ない状態です。この2カ月で小さなケガが2つほどありました。ケガも休みがなく疲労が溜まって続けて来た中で生まれたものです。スペインから戻って来たばかりなので休ませる期間が必要だと思っています。戻って来ましたが、少しの間はケガを直して、その後にチームに加わってもらいます。この2年間、スペインでプレーして選手として一回り大きくなって戻って来ています。ただ、浦安戦は厳しいでしょうが大分戦、神戸戦ごろか、いつになるか決まっていないです」

「スペインから戻って来て大きな期待がある中、しっかり彼もチームに貢献してくれるだろうと思っています。彼はトップクラスの選手で、もう一人増えることは監督として外す選手も出てくるということです。難しいチーム内での争い。チームにとっては良いことで私にとっては良い悩みとなるでしょう。監督となってからそういうところも監督の仕事だと思います。お互いに競い合って強くなって、彼もチーム内でしっかりと貢献してもらいたいと思っています」

 

 

★星「リーグで一番やりにくい相手」《湘南vs名古屋》

◆名古屋オーシャンズ
▽星龍太選手
――試合を振り返って
「リーグで一番やりにくい相手と言ってもおかしくない相手でした。そこで勝ちきれたのは大きいと思っています。まだリーグ戦の序盤ですが首位決戦でしたし、勝ち点で相手を離すことが大事です。そこが最終的な結果になると思っているので、勝てたことは良かったです。また、ヴァルチーニョ、ルイジーニョが来たばかりで、その中でコンビネーションがまだまだでしたが勝ちきれたのはチームとしてプラスだと思っています」

 

 

★奥村監督「連敗しないことが大事」《湘南vs名古屋》

◆湘南ベルマーレ
▽奥村敬人監督
――試合を振り返って
「開幕2連勝して、今の力がどのくらいなのかという部分で、力試しができる名古屋と対戦しました。まだまだだなと。細かな部分で力の差が出ました。決める場面、パスを出す、3枚目が絡むなどそこを詰めることがプレーオフに行くために必要なものだと思っています。このタイミングで名古屋とできて良かったなと。また、連敗しないことが重要で、次の神戸戦に勝つことが大事だと思います」


 

 

★佐藤「決めるべきところで決める差」《湘南vs名古屋》

◆湘南ベルマーレ
▽佐藤玲惟選手
――試合を振り返って
「2連勝同士の試合を1位で迎えました。この座を渡さない気持ちで挑んだのですが、相手は新たな外国人がいて日本代表選手がいます。やるべきことやって守備で対応できたとも思いますが少しのズレでも見逃さないで点を取られたなと。そこの差を感じました。チャンスはなかったわけではなく、シュート決めきれずカウンターくらうなど、決めるべきところを決める。そこに差があったと思います」