引用元:Fリーグモバイル http://sp.f-lg.jp/news/list?page=0

 

 ★復活の名古屋が浦安に5発大勝で今シーズン最初のタイトルを獲得!!《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

▽21日に北海きたえーるで、sfida Fリーグオーシャンカップ2017 in北海きたえーる supported by LIFEGUARDOの決勝の浦安vs名古屋が行われ、5-0で名古屋が勝利した。

▽前日の準決勝で湘南に勝利した浦安と、リーグ王者である大阪に勝利した名古屋が今シーズン最初のタイトルをかけた一戦を迎えた。4日間に渡る大会の締めくくりは立ち上がりに早速動きを見せた。

▽2分、右CKを獲得した名古屋はこの流れからゴール前でフリーとなっていた安藤がヘディングシュートを沈める。名古屋はさらに4分、中央でボールを持った星龍太が平田へのピヴォ当てから右足を一閃。これがゴールネットに突き刺さり、あっという間に2点差とした。

▽浦安はすぐさまタイムアウトを取ると、星翔太をGKに置いたパワープレー。しかしここは1プレー限定のパワープレーとなった。その後も名古屋が攻勢に出ると9分には右サイドから平田が反転シュート。こぼれ球に安藤が詰めるが、GK藤原が2度の好セーブを見せる。

▽なかなか攻撃の形が作れない浦安だが、7分に丸がパスカットからドリブルを開始。ゴール前にシュートパスを入れると、加藤が飛び込むがシュートは枠を外れた。名古屋は9分にも決定機。星の縦パスからラファがシュートもGK藤原がブロック。こぼれたところを安藤が狙うが決めきれない。

▽14分に右サイドに流れてボールを受けた齋藤の落しから、星龍太が再び右足を振り抜くが今度はクロスバーを叩く。ハーフタイムにかけても名古屋の時間が続くが、2点リードのままで後半を迎えた。

▽後半開始直後は名古屋が前線からのプレスを強めて浦安を押し込みにかかる。しかし浦安は22分に右CKから荒牧が得意のボレーシュートでゴールに迫れば、24分にはディドゥダのパスカットから加藤が抜け出してシュートを放つなど、浦安がチャンスを作る。

▽しかし28分、名古屋は右サイドでうまくマーカーを剥がしたラファがそのままシュートを叩き込む。さらに29分には橋本がカウンターで独走。そのままゴールを奪いきり、名古屋が4-0と大差をつける。

▽あとがない浦安は30分から星翔太をGKに置いたパワープレーを開始。35分には野村のヒールパスから中島がシュートを放つが、ここはクロスバーに嫌われる。浦安が攻め続ける展開となるが、40分には星龍太にネットを揺らされて勝負あり。名古屋が今シーズン最初のタイトルを獲得した。

 

 

★ペドロコスタ監督「今日は存分に楽しんで」《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

◆名古屋オーシャンズ
▽ペドロコスタ監督
――試合を振り返って
「選手にお疲れ様ですという言葉とともに称えたいと思います。4日間を通して、また1試合目でケガ人が出た中で、チームとしてのプレーぶり、気持ちの入れ方について何かをいう必要はありません。決勝でもしっかりと戦ってくれました。彼らにおめでとうとお疲れ様ですと伝えたいです」

「また、私は完璧なことはないという考えを持っています。それは、常に上を目指すことが大事だからです。ただ今日の試合は完璧に近い運びを表現してくれたと思います。フィジカルでも、疲れが溜まっていますがそれを上回る集中力、気持ちを見せてくれました。戦略的にも表現してくれたと思います。40分間を通して集中していましたし、その精神を持って戦えたことは素晴らしいことです」

――久しぶりの国内タイトルを獲得して率直な感想は
「正直に今は幸せです。ですが、主役は選手。今日は選手たちに祝ってもらって、昨シーズンに苦い思いしたからこそ、勝つことの幸せを味わえたと思います。なので、今日は存分に楽しんでもらいたいです」

「監督として、は明日からFリーグに向けて切り替えなければいけません。これは絶対に獲りたいタイトルで、奪還に向けて考え始めなければいけません。このチームがより、もっと何をすれば良くなるか。リーグは長いので、長いスパンで成長させることを考えていきたいと思います」

 

 

★星龍太「これで終わりではなく、始まり」《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

◆名古屋オーシャンズ
▽星龍太選手
――試合を振り返って
「今日の試合は、ケガしたペピータを含め全員の気迫で勝った試合だと思います。勝てた要因の1つに、気持ちが相手よりも上回ったのかなと。また1試合毎にコンビネーションが良くなっていて、決勝では素晴らしい形を出せていました。ただ、これで終わりではなく始まりです。昨シーズンはアジア選手権をとって、その後落ちました。ここがスタートと思ってシーズンに向けて気を引きしめていきたいと思います」

――久しぶりの国内タイトルを獲得して率直な感想は
「素直に嬉しいです。国内とかは関係なくおよそ一年近くタイトルから遠ざかっていました。なので、監督とも話していたのですが、勝ち方を忘れていたのかなと。それくらい嬉しかったです。残っている選手は、昨シーズンの悔しさからこの喜びを得ることができました。そして入ってきた選手は、チームに新しい風を吹かせてくれました。それらみんなで喜べたのが率直な感想です。ただ、満足せずに気を引き締めてリーグ戦に臨みたいと思います」

 

 

★ラファ「自分のゴールでスペクタクルなものを提供して、もっと見に来てもらえるように」《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

◆名古屋オーシャンズ
▽ラファ選手
――日本に来て最初のタイトルを獲得したが感想は
「大変嬉しいです。名古屋オーシャンズのようなクラブではタイトルを求められていますし、プレッシャーもありました。その中でしっかりと結果を残せました。とても嬉しく思いました」

――ブラジルにいる時から名古屋のことは知っていたか
「セルジーニョ、シンビーニャとも仲が良く、SNSなどで名古屋のことは知っていました。結果などもブラジルで見ていました」

――名古屋に加入した理由は
「SNSでも日本のフットサルを知ることで興味を持っていました。あとは、僕の姉が日本に長い間住んでいて、戻りたい国だと言っていました。なのでブラジルの時から日本という国に興味を持っていました。それも理由としてあります」

「名古屋は昨シーズンタイトルを獲れず、今シーズンはその奪還を目指しているチームです。そういうビッグクラブからオファーがあったので、そういう部分でも興味がありました」

――日本に来て最初の大会でMVPを獲得したが
「正直にびっくりしています。点を取って貢献できたことが選ばれた要因かなと思います。ただ、僕のゴールよりもアシスト、みんながカバーしあって、支え合った結果です。今回は僕が点を取りましたがMVPはチーム全員です。素晴らしいチームの活躍があったからこその優勝です」

――自身のコンディションは
「まだベストではないです。自分のコンディションの部分でもそうですが、チームメートのことを知り、リーグのことを知らなければいけません。そのうちにパフォーマンスは上がるでしょう。ここでタイトルを獲れたことは自信になりましたが、大事なことは油断しないことです。そうすればシーズンを通して、もっと上を目指せるチームだと思います」

――4試合でプレーして日本のフットサルの印象は
「特長が違うので、まずは慣れなければいけません。とてもスピードのある選手が多く、思った以上にレベルが高いです。競争率が高いリーグですし、試合ごとにベストを出さなければいけません」

――日本のフットサルファンはセレソンの選手が日本に来たと盛り上がっている。そのファンたちに向けて一言
「ファンの皆さんにとっても、名古屋オーシャンズのチームにとっても、自分のパフォーマンスを上げてフットサルを盛り上げていけるようにしたいです。あとは自分のゴールでスペクタクルなものを提供して、もっと見に来てもらえるように頑張ります」

 

 

★西谷「外のチームから来たからこそ1つのプレー、1点の重みを伝えられる」《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

◆名古屋オーシャンズ
▽西谷良介選手
――名古屋に加入してここまでの手応えは
「フィットしている感覚はあります。まだまだ、選手の特長を掴みきれていないところがありますが、それは時間が経つに連れてわかってくると思います。試合を重ねるごとに、そういう部分を早く理解できるようになるので。今の段階では、自分の中でフィット感があります」

――加入して最初のタイトルマッチで優勝して自身になるのでは
「名古屋オーシャンズに入って、プレッシャーを感じます。プレッシャーというよりも責任、背負いこむことによってより成長できると思っています。どのチームよりもタイトルにかける思い、一試合ごとへの思いを強く持って、全試合に臨むことができました」

――昨シーズンの名古屋は王者陥落となったが、当時すみだでプレーしていて名古屋に足りない部分はなんだったと感じていたか
「難しいですが、1つ1つのプレーの重み。1点の重み。僕が外のチームから来たからこそ、その重みを伝えられるのではないかなと思っていました。名古屋オーシャンズだからと言って、10-0のように大差で勝つことはできません。他のチームのレベルも高く、どこが勝ってもおかしくないです」

「フウガにいた時も、名古屋を倒さないとリーグ王者にはなれないという強い気持ちを持って臨んでいました。そういう思いを持ったチームが相手だからこそ、1点を取ることの重みをわかること、1点を喜ぶことが勝ちにつながる。結果につながると思います。そこは自分が伝えられる部分かなと」

「今日は5点差になりましたが、それだけ開いてもあの5点目のようにみんなで喜ぶ。それを積み重ねる。そうやっていきたいなと、大会を通じて強く思いました」

――ゴールを全員で喜ぶ場面ではベンチであってもその中心に西谷選手がいたのはそういう理由だったのか
「チームスポーツですし、交代が自由にできるスポーツだからこそコミュニケーションをとって、1つのプレーに一喜一憂する。ピッチ上で戦っている選手と意思をともにすることが何よりも心強いと思います。そういうところも、ベンチに戻っても休憩するのではなく、鼓舞したり、若手に声をかけたり。勇気付けられることを意識して、大事なことだと思うのでシーズン通してやり続けたいと思います」

――個人のプレーについては、すでにラファ選手と良い信頼関係を築けているようだが
「監督から複雑に考えるのではなく、シンプルにプレーしてほしいと言われています。ゴールが見えればゴールを狙いますが、良い距離感や、自分が顔を上げた時に良い動き出しをしてくれるので、出し手としてはやりやすいですね」

――やはりセレソンは違うか
「違いますね。プレーの幅がすごく広いです。まだそこの部分を引き出せるのかなと。彼もまだ来て間もないので、どう合わせようかとしている段階です。彼の思うところも理解して、こっちもプレーすることがチームの底上げになると思います。お互いに歩み寄ってやっていきたいと思います」

――リーグ戦に向けて弾みのつく大会となった
「正直にホッとしています。タイトル奪還とうところで、最初のタイトルを獲れたので。ただ、他のチームはまだ出来上がっていないでしょうし、自分たちのことを研究してくるでしょう。なので僕らも突き詰めて、コスタ監督のコンセプトを理解して、時間を無駄にせずにやらなければいけません。次はリーグが始まります。慢心することなくやりきりたいです」

――14番はいつも通り自分の14番か
「(ペドロコスタ監督を)意識はしていません。自分の14番だと思っています。ただ大事な番号です。それぞれが重みのある番号だと思っています。ただ、そこまで考えていないですし、背負いこむことも大事ですが、背負いこみすぎず。責任持ってやりたいと思います」

 

 

★関口「古巣のホームアリーナで出たい気持ちが強かった」《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

◆名古屋オーシャンズ
▽関口優志選手
――名古屋に移籍して国内の初タイトルを古巣のホームアリーナで獲得したが、感想は
「嬉しいですね。エスポラーダの選手たちも見に来ていたと思うので、やっぱり出られて良かったです。今も篠田くん僕で切磋琢磨してポジションを争っています。試合に出るためには、GKは一つのポジションしかないので勝っていかなければいけません。でもその中で、お互いの良いところを見ながらできているので、2人でしっかりと勝ちきれて良かったです」

――昨シーズンはリーグ終盤戦にポジションを失ったが、今日の決勝戦でプレーできた意味は
「選手である以上、常に試合には出たい気持ちを持っています。また、古巣のホームアリーナだったので、出たい気持ちが強かったです。その中で試合に出て、さらに今日は完封できました。優勝して、僕自身にとっても良い経験になりましたし、今後のポジション争いに向けても良い結果を出せたと思います」

――昨シーズンは国内タイトルを獲れず、新シーズンはその奪還が求められる。幸先よくオーシャンカップで優勝し、勢いに乗れるのでは
「このタイトルを獲れたことは大きいです。また、新加入のラファや西谷選手が本当に良い躍動をしてくれています。フィットして活躍しているので、良い補強をしてくれたなと感じます」

――後方で見ていて、フィールドの頼もしさを感じるか
「去年からディフェンス面では名古屋が最少失点でした。そういう意味では継続していければと。得点に関していえば、まだ数試合しかこなしていませんが、平均的に増えています。今後もラファや西谷選手。ペピータはケガしてしまいましたが、そういう選手たちを中心に取っていける雰囲気は感じています」

「あとは僕と篠田くんがしっかり守って。当然、他の選手も体を張ってくれているので、それができればリーグ優勝にたどり着けると思っています。後ろでサポートして、体張って守っていきたいなと思います」

――昨シーズンは、外国人選手との意思の疎通の難しさを口にしていたが、ここまで新たな外国人選手や西谷選手とのコミュニケーションは
「今はやりやすく感じています。去年までいた選手たちはある程度、連係もできています。また西谷選手も後ろの声を聞いてくれますし、言った通りに動いてくれるのでありがたいですね」

 

 

★橋本「昨シーズンの悔しさがあったからこそ今日のタイトルがある」《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

◆名古屋オーシャンズ
▽橋本優也選手
――チームとして久しぶりの国内タイトルだったが、率直な感想は
「優勝が決まった瞬間は嬉しい瞬間でした。僕がトップチームに上がってからは、日本のタイトルを獲れていませんでした。自分なりに責任を感じていたので、今日優勝できてホッとしています」

――昨シーズンは本当に悔しい思いをしたと思うが振り返ると
「チームとしても個人としても今までにないくらい悔しいシーズンでした。ただ、それがあったからこそ今日のタイトルがあったと思います」

――去年の悔しさがあって、今シーズンを迎えるにあたって意識的な変化は
「昨シーズンは個人的に消極的なプレーが多く、チームにとってもマイナスでした。今シーズンは特長を生かして積極的に。そういう意識を持って日々のトレーニングに励んでいます」

――その積極性からか、今大会では準決勝以外の全ての試合でゴールを奪っているが
「ただまだ決めるべきところがありました。もっともっと特長を試合に出して、表現できればと思います。ゴールに関しても去年からチャンスはたくさんありました。僕自身、運がないなと感じる場面もありましたが、今大会は運があったなと思います」

――今シーズンは西谷選手やラファ選手など代表選手がチームメートとなったが
「一流選手はすごくやりやすいなと。オーシャンズはトップレベルの選手ばかりなので以前からプレーしやすい状況でしたが、特にラファと西谷選手はやりやすいですね」

――代表選手に囲まれてプレーすると、そのレベルでプレーしたくなるのでは
「同じチームにいる以上、レギュラー争いもあります。今は僕が劣っていますが、いつかは越えなければいけない壁です」

――2020年のワールドカップもすぐそこまで迫っているが
「もちろん、選手をやっている以上、代表選手は小さな頃からの憧れです。そこは意識してやっていますが、まずはクラブで試合に出て結果を出すこと。そこを怠らないようにしています」

 

 

★高橋監督「この差を逆転できるように全員が練習からハードワークしていきたい」《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

◆バルドラール浦安
▽高橋健介監督
――試合を振り返って
「昨日話したように、ピッチ入ったところから100%で行こうと話していた中で、早い時間帯に失点してプランが崩れました。前半は上手くいかない中でも我慢して0-2で留めたことは、後半に入るにあたってポジティブな要素だったと思います。修正して、前半に上手くいかないところが後半は上手くいったと思います」

「チームが始動して1カ月で、完成度もまだまだな中でも持っているものを出し切ってのこの結果でした。この力の差をリーグまでに縮めて、終わる頃にはプレーオフに行って、この差が逆転できるように、全員が練習からハードワークしていきたいと思います」

 

 

★星翔太「決勝進出は浦安にとっての財産になる」《sfida Fリーグオーシャンカップ2017》

◆バルドラール浦安
▽星翔太選手
――試合を振り返って
「結果を見ればわかるようにスコアは完敗でした。まずは名古屋の選手たちの優勝に対しておめでとうと言いたいと思います。ただ、僕らもチームでしっかり最後まで戦えました」

「決勝の舞台で戦えたことは今後の財産だと思います。誇りを持って浦安に帰って、リーグ戦に向けて準備していきたいです。今日得た経験は必ず、浦安にとってのこれからの大事な経験値となるはずです。伸び代もあると、今日戦っていても感じられました。それを信じてやっていきたいと思います」

――昨日の会見で目標はリーグ優勝とアジア選手権出場と語ったが、そのためにはあの名古屋を倒さなければいけない。現状で大きな差があったがこの差をどう埋めるか
「差はありますが、正直、彼らは選手が変わっていないですが、うちは選手が変わって、監督も変わりました。その中で決勝に進出できたことにポテンシャルを感じています」

「また、若手もこの大会で出場機会を得て、僕らも刺激をもらえました。そのバランスが取れてくれば、差が縮まると思います。この強度を続ければ、時間が解決してくれるでしょう」