★名古屋が中1日でのアウェイゲームを制し2017年初勝利! PO進出を決める《湘南vs名古屋》

▽7日に小田原アリーナで行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第27節の湘南vs名古屋は1-5で名古屋が勝利した。

▽2017年初戦を迎える湘南と、5日に高知県で大阪との試合を行い、中1日でのアウェイ戦となった名古屋の対戦。序盤から名古屋がペースを握る。

▽最初にチャンスを作ったのは名古屋。4分、左サイドでキックインを受けた前鈍内のクロスをシンビーニャがシュート。しかし、これはGKフィウーザがセーブする。対する湘南は6分、セットプレーの際に高溝がボックス内でファウルを受けてPKを獲得。これをロドリゴが冷静に沈め、湘南が先制する。

▽先制した湘南だったが8分に自陣ボックス付近で安嶋がファウル。これで得たFKをシンビーニャが直接叩き込み、名古屋が同点に追いつく。追いついた名古屋は10分、安藤がドリブルで独走。最後は折り返しに中村が飛び込むも、僅かに合わない。

▽湘南は12分、上村がシュート。これが左ポストを直撃すると刈込が押し込みに行くも届かない。14分には高溝がフェイントでDFを剥がしてシュートもGK篠田がセーブ。名古屋はピンチを凌ぐと、直後に同点弾と同じ位置でFKを獲得。今度はシンビーニャがパスを出すと、セルジーニョが左足で叩き込み名古屋が逆転に成功する。

▽逆転を許した湘南だったが攻勢を緩めず。17分には林田の仕掛けからシュートパスを中村が胸でシュート。しかし、GK篠田がセーブ。直後にはCKからサインプレーでゴールを目指すも、2度のシュートは安藤がブロックし同点とはならなかった。最後まで攻勢に出た湘南は、GKフィウーザが前に出て攻撃参加するも、残り2秒で無人のゴールに安藤に蹴り込まれ1-3で名古屋がリードし前半を終える。

▽後半に入って最初にチャンスを掴んだのは湘南。21分、左サイドからの刈込のクロスにゴール前で合わせようとするも、橋本が何とかブロックする。するとここからは名古屋ペース。ボールを回しながら湘南を自陣に押し込む展開が続く。湘南は何とか失点を逃れると34分から安嶋をGKに置いてパワープレーを開始。それでも34分、GK篠田のスローから中村が豪快に決めてリードを3点に広げる。

▽その後は湘南がパワープレー、名古屋はパワープレー返しでゴールを目指す。それでも互いに決定力を欠き、スコアが動かないまま終盤へ。すると40分、右サイドを巧みに突破した星が飛び出したGK上原の頭上を越すループシュートを沈め勝負あり。名古屋が中1日での試合を制し、2017年初勝利。年間5位以内が確定し、プレーオフ進出権を獲得した。

 

★ペドロ・コスタ監督「上手くコントロールできた」《湘南vs名古屋》

◆名古屋オーシャンズ
▽ペドロ・コスタ監督
──試合を振り返って
「あけましておめでとうございます。2017年が始まり、2日前に試合をしました。我々が求める結果はついてきませんでした。選手もモチベーションを維持すること、そして上げてプレーすることが難しかったと思います。準備期間は短く、切り替えてやるべきことをやれたことについては選手に感謝したいです」

「先制点をとられ、そこでバタバタとした時間帯はありましたが、しっかりと点を決められました。前半はチャンスを決めきれない部分が多かったです。後半は攻守に安定して、湘南の早いカウンターを上手く防ぐことができました。上手くコントロールできたと思います」

──中1日で移動もある中で、この試合に向けて気をつけた部分は
「基本的にはポイントを押さえて、湘南の試合でも最新の試合をベースにチェックして来ました。試合が多い中で準備がしっかりできていないですが、今シーズンは2度対戦しているので選手の特徴を掴めていた分、イメージも掴みやすかったです」

「一番の部分はメンタル、フィジカルの疲労です。中1日で試合をすること、負けたことでのメンタルの疲労が気になりました。短い期間で勝利して帰れることは、選手の下がっていたモチベーションを上げられたので良かったです」


★横澤監督「差を見せつけられる試合でした」《湘南vs名古屋》

◆湘南ベルマーレ
▽横澤直樹監督
──試合を振り返って
「選手入場の時に応援してくれて、一体感がある状況を作って頂き、選手たちの気持ちも高ぶって臨みました。気持ちのコントロールの部分でもできず、気持ちが入りすぎて一対一で抜かれたり、ゴール前でのチャンスを外してしまいました。一瞬の出来事のように立て続けに得点を取られてしまいました」

「後半もパワープレーに関しては、チャンスがありながらも一対一で抜かれてしまう所が失点に関わってしまいました。ボール奪取の数も相手の方が20本上でした。そういった点でもボールを奪えていませんでした。勝つチーム、負けるチームの差を見せつけられる試合でした」

──名古屋戦に向けた狙いや準備は
「新年最初のホームゲームということで、選手もサポーターもリフレッシュして、もう一度一緒に戦おうという気持ちで臨んだ試合でした。我々が狙ったことは、セットプレーとディフェンスで決め事を作っていました。今日の試合は狙ったことができていましたし、あとちょっとの所でした。狙っていることはほぼできていましたが、最後まで狙い切れていませんでした。前半は相手よりもチャンスが多かったですし、ディフェンスはできていました」

 

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