★浦安に競り勝った神戸が6位に浮上!《神戸vs浦安》

▽25日に行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第26節の神戸vs浦安が行われ、2-1で神戸が勝利した。

▽勝ち点33で並び得失点差で上回る6位の浦安(勝ち点33)と7位の神戸(勝ち点33)の一戦。両チームともにプレーオフ進出に向け、勝ち点3を獲得をしたいところだ。

▽試合は前半、先に浦安がチャンスを作っていく。右サイドの荒牧からパスを受けた加藤が中央で合わせると、直後には、再び加藤がボールを持つが鈴村の守備が立ちはだかりシュートは打てない。14分、GK小石峯が弾いたボールに反応したチュスが後方からシュートを打ってく。これは惜しくもクロスバーを直撃する。

▽対する神戸は14分、ボールを奪うと相手ゴレイロが前に出てきたところを原田が一度なめて左足でシュート。これが決まり神戸が先制する。先制点を許した浦安だが、16分に高い位置でボールを奪うと、最後は小野が右サイドから放ったシュートが決まり、試合を振り出しに戻し、前半を1-1で終える。

▽後半に入って、立ち上がりから両チームともに決定機を作るもゴールを割ることはできない。26分、右サイドから放った加藤のシュートは惜しくもサイドネット。直後には、神戸のミスを逃さなかったケニーがボールを奪うと、GKと一対一の場面を迎える。しかし、シュートはGK小石峯がキャッチ。続く27分には、左サイド加藤からのパスに野村がセグンドで合わせるもボールはクロスバーを越えて行く。

▽一方の神戸は、原田にボールを入れ追加点を狙いに行くが、小宮山の粘り強いマークに阻まれる。スコアが動いたのは36分、稲田のシュートパスを小宮山がヘディングでクリアするもゴール前の混戦から最後は原田が押し込み、神戸が勝ち越しに成功した。

▽浦安は中島をゴレイロの位置に入れパワープレー開始する。しかし、決定機は生まれず、結局このまま試合は終了。1点のリードを守りきった神戸が2-1で勝利。クリスマスに行われた年内最後の試合で勝ち点3を獲得し順位を6位に上げた。また、試合後には元日本代表の盟友である鈴村から小宮山へ花束が贈られた。

 

 

★原田「全員でしっかりと守った結果」《神戸vs浦安》

◆デウソン神戸
▽原田浩平選手
――試合を振り返って
「守備から入ると話していて1点目もディフェンスカットから攻撃につながり得点が取れた。全員でしっかりと守った結果の試合。ただ、セグンドで決定機を作られていたのでプレーオフへ行くのであれば、そこへの守備を突き詰めていかないと行けない。気を引き締めて上を目指して行きたいと思います」

――今日も小宮山選手とマッチアップする場面が多かったですが
「代表でも一緒にプレーさせてもらいました。いろいろ教わったこともありました。小宮山選手のデイフェンスは昔から嫌でしたが、今日試合をしてFリーグ初年度でのマッチアップをしたときと比べても衰えを感じなかった。今シーズンで引退されるのは寂しいですが、次のステップに進まれるとのことですので応援したいと思います」


 

★小宮山「POに向けて負けられない試合だった」《神戸vs浦安》

◆バルドラール浦安
▽小宮山友祐選手
――試合を振り返って
「お互い勝ち点も同じ。プレーオフに向けては負けられない試合だった。過去2試合も神戸とは引き分けだったので、お互い是が非でも勝ちたい試合だった。だからこそ手堅い試合になると思っていましたが、予想通りの試合になりました。チャンスを外してしまった浦安と少ないチャンスをモノした神戸で勝敗が分かれた。浦安としては痛い敗戦になった。2点目はボールが(原田)浩平に触ったのかな?と思いました。僕に当たって入ったと思っていましたが最後はボールが見えなかった。あのような場面では止めないといけない。反省しかないです。また、チャンスはゼロではなかったが、決定機で決められなかった。この試合に限ったことではなく、決定機で決められないからこの順位にいるのだと思います。今日もそのような場面が出てしまった。ワンプレー、ワンプレーが大事なことを感じないといけない」

――試合後、鈴村選手から花束が贈られましたが
「嬉しかったです。同じ時代を過ごしてきましたし、代表では先輩。鈴村選手はキャリアもすごくあって目標でもありました。僕の方が1才年下ですが、同じポジションで似たようなプレースタイル、同じ時代を歩んできた選手が引退することは僕も残念。お互い試合でバチバチできることは選手だからこそ。アウェイチームから花束をもらえることは、すごく嬉しいことでした。デウソン神戸の関係者の皆さま、サポーターの方々、そして選手たちには感謝しかありません」

 

Fリーグモバイル http://sp.f-lg.jp/news/list?page=0