Ｊリーグベストイレブン入りを逃したＧ大阪ＭＦ遠藤保仁（３６）が、天皇杯でリベンジを果たす。

　Ｊ２時代の１３年を除き、０３年から１５年まで１２度受賞していたが、２０日に発表されたベストイレブンに遠藤の名はなかった。記録が止まった３６歳のベテランは２１日、大阪・吹田市内での練習後に「妥当な結果。気にしてはいない。チームも勝っていないので、入らなくて当然。個人的な賞には興味はない」と、淡々と話した。

　チームが国内３冠獲得を達成した１４年には初めてＭＶＰも受賞。しかし、今季は年間勝ち点で４位。第１ステージ（Ｓ）、第２Ｓともに優勝を逃した。決勝まで進出したルヴァン杯も準優勝。残るは３連覇のかかる天皇杯で「いい結果を残せば、もう１度ああいう（年間表彰式の）舞台にも立てると思う。チームで勝ってもう１度（表彰式に）行ければ」とタイトル獲得に向けて意気込んだ。

　２４日の準々決勝横浜戦は、トップ下での先発が濃厚。試合は１１月９日清水戦以来、１カ月半ぶりとなるが「これだけ期間が空くこともなかなかない。しっかりいい準備をしていきたい」と引き締めた。

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