2016年の日本人年間最優秀選手を決める『Goal25 presented by DAZN』。第18位にFC東京の森重真人が選ばれた。受賞に際し行われたインタビューで、今年1年の戦いを振り返ってくれた。

―今回、Goal25の18位に選出されました。まずは率直な感想から聞かせてください。

こういう賞に選んで頂けただけで光栄です。ただ、もっとチームの結果が伴っていれば、もっと上位に行けたとは思います。

―今年は、FC東京の中から唯一の選出でしたが、チームメートで来年、ノミネートされそうな選手はいますか？

中島翔哉選手は、今シーズン終盤に、多くの得点も挙げていました。彼がゴールを決めてくれると、チームの順位も上がっていくと思うので、期待の意味も込めて中島選手の名前を挙げたいと思います。

―また、J3では平川怜選手や久保建英選手など若い選手も活躍し始めていますね。

正直、まだ一緒にプレーしていないのであまり現実味はないです。でも、所属している選手としては、FC東京の下部組織でそういった将来チームを背負う選手が育ってきてくれたことをうれしく思います。

―2016年はどんな年でしたか？

FC東京にとっては、監督交代が大きな転機だったと思います。いろいろなことを考え、苦しみながらやってきたシーズンでした。篠田善之監督が就任してからは、やるべき事がハッキリし、練習量も増えました。その中で結果を残す事ができ、自分たちの能力も証明できたと思っています。また、2017シーズンに向けて、自分たちはまだまだできるという手応えもつかめたので、来シーズン結果を出すために何をしなければいけないかを、また開幕前のキャンプからしっかり準備していきたいと思います。

―今季は天皇杯が残っていますが、24日の川崎との準々決勝への意気込みを聞かせてください。

1カ月の中断期間がありましたが、そこでもう一度しっかりトレーニングをして、24日に向けてフィジカルと、コンディションを整えることができています。チームの雰囲気も良いので24日の試合が楽しみです。

―ご自身も、一度天皇杯で優勝を経験していますが、元日にプレーするのはどんな気分でしょうか？

元日の決勝戦は、注目度もあると思いますし、自分たちも新しい年になってからの一戦目で良い結果を残したいと思って臨む試合です。そうした違った雰囲気や、緊張感の中でサッカーができると思います。

―その中でカップを掲げるのは格別ですよね。

今年はタイトルを獲得できていないですし、来季のACLにも出場したいので、その二つを狙えるチャンスが自分たちにはまだ残ってることを幸運に思います。

―さて、2017年はどんな年にしたいですか？

僕は、新年の目標は年が明けてから決めるので、今は具体的な事は考えていないです。けれど、FC東京が、もうひとつ上のステージに行くために色々な事を考えながらサッカーをしたいと思います。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161221-00000014-goal-socc