★神戸が終盤のパワープレーから2得点! 土壇場で追いつきすみだとドロー《神戸vsすみだ》

▽4日に行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第23節の神戸vsすみだが行われ、2-2の引き分けに終わった。前節、ホームで府中に敗戦を喫した6位の神戸(勝ち点31)が、北海道に勝利した3位のすみだ(勝ち点44)を迎えた一戦。

▽試合は2分神戸、相手からボールを奪うと相井がそのままボールを運びシュートを放つ。しかし、惜しくもゴールポスト横を逸れた。

▽対するすみだは4分、諸江が中央からゴールを狙うも、GK小石峯がキャッチ。さらに7分には、キックインを受けた渡井がシュートを放つが、ここもGK小石峯がセーブする。

▽12分神戸、岡崎チアゴのパス回しから逆サイドでボールを受けた山田がミドルシュート。しかし、これはクロスバーを叩いた。その後、両チームともに決定機を作るものの得点とはならず、ゴールレスで前半を終える。

▽後半に入ると、ついに試合が動く。すみだは25分、渡井がループシュートを放つと、ゴールに吸い込まれ、すみだが先制に成功する。その後も、すみだは太見を攻撃の起点に、先制した勢いそのままに神戸ゴールへ襲いかかる。するとすみだは30分、西谷が右サイドを駆け上がると、左サイドにパスを供給。これを渡井が押し込み、0-2とリードを広げる。

▽2得点を許した神戸は試合終盤、パワープレーを開始する。すると36分、神戸はペナルティエリア内でファールを獲得。PKを相井がきっちりと決め、神戸が1点を返す。さらに神戸は終了間際、ゴール前の混戦から稲田が押し込み、ネットを揺らす。後半残り2秒という土壇場で神戸が同点に追いつき、そのまま試合終了。2点ビハインドの神戸が終盤のパワープレーで2点を返し、勝ち点1を獲得した。

 

★山本監督「足が止まってしまい対応できなかった」《神戸vsすみだ》

◆デウソン神戸
▽山本尚希監督
――試合を振り返って
「前半、すみだがなかなか動き出さない、ペースを上げてこないことが不気味でした。後半ギアを上げられたことで、自分たちの足が止まってしまい対応できなかった。須賀監督のゲームプランニングの力はさすがだと思いました」

「失点の場面に関しては、まだまだ課題が残ります。結果として得点は取れていますが、4-4の流れの中でしっかりと自分たちの狙いを持って崩して得点をすることが、相手に引かれてしまうとできなくなってくる。そういった点はチームで話し合っていきたいと思います」

 

★須賀監督「得点力を上げていきたい」《神戸vsすみだ》

◆フウガドールすみだ
▽須賀雄大監督
――試合を振り返って
「前半は我慢くらべの0-0から、後半にしっかりと先制点を奪えた試合だった。追加点を奪うチャンスもあり、前半も決められるチャンスはあった。そういったところでしっかりと得点を決めて行くことで、難しい試合でより勝利に近付けることができると思っています。そういう意味では、優勝、プレーオフ進出、上位を狙っていくチームとしては、得点力を上げていきたい。トレーニングから詰めて行きたいと思います」

――得点力に加えて、残り試合で強化していきたい点は
「僕たちの強みである切り替え0秒に関しては、どこのチームにも負けないようブラッシュアップしていけたら。新しいことよりは、自分たちが強みにしていることを高めて行くことが、今後上位に行くために大事なことだと思っています」

 

★原田「ここで負けなかったことは大きい」《神戸vsすみだ》

◆デウソン神戸
▽原田浩平選手
――試合を振り返って
「前半は0-0で守備から入る意識をしました。無失点で守り切ったまでは良かったが、後半のスタートで僕が失点に絡んでしまった。ゲームプランが乱れたところがあったので、反省しないといけない。ただ、その後に追加点を挙げれるようになったのは、チームにとって力になった。ここで負けなかったことは大きい。次節につなげるよう。プレーオフに進めるように頑張りたいと思います」

――同点ゴールの場面を振り返って
「パワープレーを始めたときは(松宮)ミツくんがてっぺんに入っていたが、相手が(相井)忍とミツくんとで守り方を変えていたので、(タイムアウト時に)それに対して臨機応変に行こうと話し合いをしました。同点ゴールは、相手ディフェンスが僕の前に守備に入っていて、その選手に当たって入ったように思いました」

★諸江「得点力を上げていきたい」《神戸vsすみだ》

◆フウガドールすみだ
▽諸江剣語選手
――試合を振り返って
「今日は集中して試合に入れた。相手の良いところを潰して、試合運びも良かった。終盤の2失点で勝ち点2を落としてしまった悔しい試合でした」


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