★浦安が執念の逆転勝利!! 敗れた名古屋は、大阪との勝ち点差が8ポイント差に…《名古屋vs浦安》

▽28日にSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第22節の名古屋vs浦安がテバオーシャンアリーナで行われ、4-3で浦安が勝利した。

▽前節の仙台戦で4試合ぶりの白星を挙げた名古屋と、3連勝の後に3連敗中の浦安が激突した。浦安の小野大輔が200試合出場を達成した一戦は、開始30秒に抜け出した星がファーストシュートを放つなど名古屋が攻勢に出る。

▽すると4分に自陣の左サイドでボールを奪ったシンビーニャがそのまま攻め上がってシュートをねじ込み、名古屋が勢いのままに先制した。その後も名古屋が押し気味に試合を進めるも、浦安はGK藤原が好セーブを見せて追加点を許さない。

▽浦安も16分に野村が反転からシュートを放っていくが決めきれず。さらに17分には荒牧のロングシュートからこぼれ球をケニーが押し込みにかかるが、このチャンスも決めきれない。すると19分、名古屋はセットプレーのチャンスからシンビーニャがシュート。これはポストを叩くも、シンビーニャがこぼれ球を押し込んで名古屋が2点目を奪って前半を終えた。

▽後半は追いかける浦安がやや攻勢に出るが名古屋のブロックを崩せず。26分には小野のシュートが枠を捉えるもGK関口がブロック。tyっク語にはCKから石田が狙うが枠を捉えきれなかった。すると27分、名古屋がカウンターから安藤が決めきり点差を広げた。

▽浦安は10分に野村が積極的に狙うも枠外へとシュートを飛ばしてしまう。しかし直後、またも野村にチャンスが訪れると今度は決めきり、浦安が1点を返した。これで勢いに乗ると、得点から数秒後、石田のシュートを加藤がコースを変えて、浦安が3-2と1点差に詰め寄った。

▽すると浦安は35分、カウンターからケニーがネットを揺らしてついに試合は振り出しに戻る。失点直後にタイムアウトを取ると、ここから安藤をGKに置いたパワープレーに移行。しかし39分に加藤のパワープレー返しが決まって勝負あり。浦安が名古屋にアウェイで逆転勝利をかざった。一方の名古屋は痛恨の敗戦となり、首位・大阪とは8ポイント差となった。

 

 

★米川監督「フットサルって不思議なスポーツだなとつくづく感じた」《名古屋vs浦安》

◆バルドラール浦安
▽米川正夫監督
――試合を振り返って
「相手の対策として、ディフェンスを2:1:1ではめてくるので、自分たちは3:1で逆裏、下のパスコースを取ることとピヴォ当てをやりたかったんですが、まったくうまくいかず、2周り目からは4枚に変えてパスコースを保持しようという話をしました。徐々にうまくいってはいたんですが、なかなか前からのプレスもかからなくて前半は防戦一方の印象でした。やりたいことはほとんどできなかったし、相手にうまいようにやられてしまいましたが、その中でも(藤原)潤がすごく相手のシュートを止めて、ぎりぎりの点差で粘ったことが後半の逆転につながったかな、と思います」

「後半は相手が落ちたこともあって、自分たちも前からプレッシングをしてショートカウンターを狙いました。ハーフタイムにも話した、間を使った時に運動量を上げようというところで3点目も入りましたし、狙った形が後半は出たと思います。とはいえ不思議な試合だったな、と思っていて、うまくやってやった感は正直ないです。フットサルって不思議なスポーツだな、とつくづく感じました」

「ちょっと間が空いて(再来週の)月曜日に試合があるので、次の試合に向けてしっかりと準備していきたいと思います」

 

 

★ペドロコスタ監督「どうしてもすべて勝ち切らないといけない状況」《名古屋vs浦安》

◆名古屋オーシャンズ
▽ペドロコスタ監督
――試合を振り返って
「私たちにとって一番嫌な終わり方をしてしまいました。相手もしっかり研究してきた中でのゲームで、前半は非常にいいリズムで点も取れて、私たちの形がほぼしっかりと出せました。浦安は攻撃では4-0の形を多く使ってきます。そのスムーズなパス回しを止めることができましたし、そこからチームがより自信を持って、逆に相手の自信をなくすこともできた前半だったのではないかと思っています」

「ただ、残念ながら後半に入り、一瞬の隙、またミスをしてはいけないところでのミスが目立って失点をしてしまい、どんどん流れが浦安のほうにいってしまいました。やはりチャンスを決めきることができないと相手に決められてしまいます。その言葉どおりの前半で、相手が崩れているところで決めないと、相手のチャンスになってしまう。なかなか決めることができないまま後半を迎えたと思います」

「その流れからパワープレーに入り、攻めてこぼれたところで逆転を許してしまった、という本当に悔しい結果です。私たちはもう負けたらいけない、余裕がない状況に追い込まれています。ここはもう、どんな形でもいいから切り替えて、また取り返さないといけません。どうしてもすべて勝ち切らないといけない状況なので、考え、切り替えて、来週に向けてしっかりと対策をしていきたいと思います」

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・今節を終えての順位表。

首位大阪が連勝を15に伸ばした一方、2位名古屋は最近5試合で1勝2分2敗と失速。

残り12試合で大阪との勝ち点差は8となり、10連覇に向け創設以来最大級の危機的状況となった。