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★白熱の首位攻防戦は後半に逆転した大阪が名古屋を下し首位キープ!《名古屋vs大阪》

▽13日にオーシャンアリーナで行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第19節の名古屋vs大阪は、2-4で大阪が勝利した。

▽前節で暫定首位に立った大阪を、得失点差で2位につける名古屋がホームに迎えた一戦。今シーズン初対決となった両チームの一戦は、立ち上がりからテンションが高いゲームとなった。

▽最初に決定機を迎えたのは名古屋。3分、セルジーニョからのパスを受けた安藤がフリーでシュートもGK柿原が顔面でセーブする。

▽しかし先制したのは大阪だった。6分、CKから田村がシュート。こぼれ球をヴィニシウスが沈め、大阪が先制する。

▽先制を許した名古屋だったがすぐさま反撃。8分、セルジーニョからのパスを受けた前鈍内マティアスエルナンが決めて同点に追いつく。

▽同点に追いつかれた大阪は10分、小曽戸がボックス左でフリーになるとそのままシュート。しかし、枠を捉えられない。すると直後のCKから名古屋がカウンター。ダニエル・サカイが持ち込むと、最後は中村がファー詰めで決め、名古屋が逆転に成功する。

▽その後も互いに攻守が入れ替わる激しい展開となるが、シュートが決まらない。19分にはセルジーニョからのパスをゴール前で中村がフリーでシュート。しかし、枠を捉えられず。前半は名古屋が1点リードで終える。

▽迎えた後半、大阪が早い時間帯に同点に追いつく。22分、左からのボールを小曽戸がダイレクトボレー。これはGK関口が弾くも、チアゴが詰めて同点に追いつく。

▽同点に追いついた大阪は28分に小曽戸がシュート。しかし、DFが体を張ってブロック。その後は互いに攻め合うも、集中した守備の前に決定機を作れない。

▽緊張感漂う中、均衡を破ったのはアウェイの大阪だった。38分、カウンターからゴール前で混戦となると、最後は小曽戸が無人のゴールに突き刺し大阪が逆転。名古屋は安藤をGKに置いてパワープレーを仕掛けるも、40分にはアルトゥールがパワープレー返しを決めて勝負あり。大阪が2-4で勝利を収め、首位を守った。


 

★ペドロ・コスタ監督「両チームとも素晴らしいゲームをしてくれた」《名古屋vs大阪》

 

◆名古屋オーシャンズ
▽ペドロ・コスタ監督
──試合を振り返って
「今回の戦争にには負けてしまった。この試合は戦争だと思っていた。選手たちも気持ちが入っていて、ゲームの内容としては、戦術的にもフットサルらしい試合だった。気持ちの面では選手たちがぶつかり合い、両チームとも素晴らしいゲームをしてくれたと思う」

「こういった勝負の世界では、どちらかが勝たなくてはいけません。今日は細かい所で、私たちが敗れてしまった。ポジティブに考えて、このタイミングで敗れたことは良かったのかなと。まだ、自分たち次第で取り返せる。ここからはしっかりと切り替えて、3ポイントを失ったが、もう失ってはいけない」

「取り返すという意味では、次の対戦相手に対して気を緩めて敗れるのは良くない流れができてしまう。次の対戦相手を考えて、しっかり勝ち点3を獲っていくことにフォーカスしたいと思う」

 

 

★星「悲観する内容ではなかった」《名古屋vs大阪》

▽星龍太選手
──試合を振り返って
「負けてしまいましたが、そこまで悲観する内容ではなかったと思います。こういった結果になってしまったのも、ゴール前の精度の差が影響しているのかなと。リーグの得点力にもつながっていると思います。そこを修正できれば、こういった展開になっていないと思います。突き放すチャンスも何度もあったかなと思います。ディフェンスは僕たちは自信を持ってやっているので、オフェンスの面でも自信を持ってやっていければ、リベンジできると思います」


 

★木暮監督「お互いをリスペクトした非常にレベルが高い試合」《名古屋vs大阪》

◆シュライカー大阪
▽木暮賢一郎監督
──試合を振り返って
「アウェイですし、同率首位であったりとシチュエーション的には重要な一戦であることは、両チームや色々な人が思っていた大事なゲームでした。良い準備をして、ここまできたと思っています」

「日程上、今日が初対決で、この後リーグでも2度対戦があります。リーグも14試合、15試合ありますから、必定以上に気負わずに冷静にゲームを進めようとアプローチしました。選手たちも我慢強く、リードされた時間が長かったですが、全選手が自信を持って集中力が途切れることなく、我慢強く戦えたのが勝利の要因かなと思います」

「今日の勝利で何かが手にできる状況であればもっとうれしいですが、あくまでリーグの中の1試合です。これに満足することなく、目の前の試合を大事に戦うことです。すぐ来るゲームにコンディションを合わせて、ホームで勝ち点3をしっかり獲れる準備をしたいです。お互いをリスペクトした非常にレベルが高い試合だったと思います」

──今シーズン初対戦でしたが名古屋の印象は
「名古屋に在籍していたこともあるので、名古屋オーシャンズというのは監督が変わっても、選手が変わっても、このクラブにはチャンピオンとしての血が流れていると思います」

「どういった時期であろうと、ここまで成し遂げてきた結果を見れば、リスペクトに値するチームです。それはどんな時代でも変わらないと思っています」

「戦うやり方は、監督や選手が変われば、変化はあります。ただ、ゲームに対する王者である強さや、負けられない試合を乗り越えてきたメンタル的な部分は根付いていると思います。そういった話は自分たちの選手にも話してきました」

「ただ、ゲームでリスペクトしすぎると、やりたいことが出せないです。当然勝ちに来ましたが、ゲーム展開はどちらが勝ってもおかしくないと思います」

「名古屋は名古屋のまま。名古屋オーシャンズはこういったチームだなという印象は変わっていません。やり方ではなく、チームとしては何も変わっていない印象です」

──フィールドプレーヤーを7名で回していましたが、プラン通りだったのか
「開始からそういった考えではなかったです。勝つために、自分自身の決断としてそういった形になりました。コンディションに関しては、バラつきが出ないように、全スタッフで協力しあって、試合に出られていない選手がイつ試合に出ても問題ないように、しっかりとトレーニングプランを立てているつもりです」

「自分自身も選手でしたから、今日の試合もピッチに立っていない選手が居るというのは、見てないわけではないです。ここに来ていない選手もいます。非常に大きなグループでシーズンを戦っている中で、色々な積み重ね、スカウティング、調子を見て勝つための選択をしています。結果として、そうなっているということです。どんなときでも全選手が必要だと話しています。出場機会が少ない選手がどういった気持ちなのかは、選手としてやっていたので、理解しているつもりです。そこも含めて、どうチームをマネジメントしていくかが監督の仕事だと思います」

「7人だけで勝てるか、優勝できるかと聞かれたら、それは違うと思います。7人ではトレーニングもできません。来ていない選手も含めて、若い選手、サテライトの選手に練習を手伝ってもらっています。選手の苦しみは、全て理解することはできませんが、少なくとも分かっているつもりです。そこも含めて、自分としてはシュライカー大阪に来た時に、『歴史を変えよう』と言ったことは、一切ブレていません。そのために、決断を取り続けないと行けないと思っています。その中で、可能な限り全選手のモチベーション、コンディションを理解できるマネジメントを心がけています。良いのか悪いのか、結果が出るか出ないかは分かりませんが、チームというのは同じ船に乗って同じ方向に向いてないといけませんので、そこも自分の仕事だと思っています」

 

★佐藤「この先に向かうことが大切」《名古屋vs大阪》

◆シュライカー大阪
▽佐藤亮選手
──試合を振り返って
「優勝争いを狙う上では負けられない試合で勝利できたことは嬉しく思います。ただ、優勝が決まったわけでもなく、この先も試合があります。名古屋とも2試合残っています。今日終わったことは終わったこととして、この先に向かうことが大切だと思います」

 

★小曽戸「名古屋に勝てる力があるのを見せられたのは良かった」《名古屋vs大阪》

◆シュライカー大阪
▽小曽戸允哉選手
──試合を振り返って
「今シーズンのリーグ戦で初めて名古屋と対戦したので、凄く大事な試合になると思っていましたし、大事なシチュエーションでした。まだあと2試合あって、リーグ戦も15試合残っています」

「今日勝ったからと言って、何かが決まったわけではありませんが、名古屋に勝てる力があるのを見せられたのは良かったと思います」

──名古屋と対戦してみていかがでしたか
「勝てたことは自分たちの自信になると思いますが、内容で圧倒できた訳ではありません。リードされた時間が長かったですし、足りない部分が多く見えた試合です。リーグで優勝するためには、自分たちがもっともっとレベルアップしないといけないのかなと思います」


 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・第19節2日目を終えての順位表
両チームほぼベストメンバーで臨んだ直接対決を制した大阪が単独首位に。
リーグ全体の力関係を変える一戦になるかもしれない。
 
・得点ランキング