Fリーグモバイル

http://sp.f-lg.jp/news/list?page=0

 

★ロドリゴがハット!! 湘南が今季初勝利を小田原アリーナで飾る!!《湘南vs仙台》

▽3日にSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第4節の湘南vs仙台が、小田原アリーナで行われ、 6-0で湘南が快勝した。

▽ここまで1分け2敗の湘南が小田原アリーナでの今季2試合目で、3連敗中の仙台を迎えた。試合は仙台がハーフライン付近に守備ブロックを敷いて湘南の攻撃を待ち構える。余裕を持ってボールを保持できる展開となった湘南は、そのまま主導権を握っていった。

▽すると7分、植松が左サイドにボールを運んでゴール前に鋭いボールを折り返すと、フリーとなっていたロドリゴが楽々と押し込んで先制点を奪う。仙台は直後の8分にカウンターから藤山が抜け出してシュートを放つが、ここはGK上原の正面に飛ばしてしまった。

▽湘南は9分、仙台を押し込んだ状態から上村の折り返しをロドリゴが頭で合わせると、これがゴールネットを揺らす。2点差とされた仙台は直後の狩野をGKに置いてパワープレーを開始。しかし13分、右サイドからのシュートパスを安嶋が押し込んで、湘南が3点目を奪う。

▽さらに14分にはゴールに背を向けた状態でボールを受けたロドリゴがヒールシュートを流し込んでハットトリックを達成。その後仙台はパワープレーを諦めるが、19分には植松が右サイドから放ったミドルシュートが決まって、前半で5-0と大差がついた。

▽仙台は前半終了間際からピッチに立っていたGK佐々木がそのままゴールマウスを守る。今度は湘南がハーフライン付近まで下がってブロックを作ったことで仙台がボールを持つ展開となる。すると仙台は24分から再び狩野をGKに置いてパワープレーに入る。

▽しかし直後に、湘南が自陣からのロングボールを仙台ボックス内の近藤が頭で落とすと、走り込んできた植松が豪快に蹴り込んで6点目を奪った。仙台はパワープレーセットとFP4枚で戦うセットを入れ替えながらゴールを目指す。

▽36分にはカウンターで抜け出した米山がルーレットで抜け出して右足で強烈なシュートを放つ。しかしここはクロスバーを越えてしまう。残り1秒では景浦の縦パスから木島がヒールシュートを狙うが、ここも決めきれずに試合は終了。

▽湘南は今季初勝利をホームの小田原アリーナで飾り、一方の仙台は一矢報いることもできずに大敗となった。

★ホセ監督「今日は24時間プレーしても点が入らない日」《湘南vs仙台》

 

◆ヴォスクオーレ仙台
▽ホセ・フェルナンデス監督
――試合を振り返って
「まずは会見に遅れてしまってすみませんでした。試合に負けて選手の顔下がっていたので、すぐにミーティングしてきました。試合に関しては負けることもあり、それがスポーツです。私がこのチームに来た時から、自分たちはヴォスクオーレなんだと強く言い聞かせてきました」

「今日は、相手は8回ほどのシュートチャンスがあり、そこから6点決められました。自分らは彼らの倍ほどシュートを打ちましたが0点です。これがフットサルだと思います。相手より多く点を決めたチームが勝つスポーツです。ただ、クオリティの問題もあると思います」

――今日はカウンター以外の戦いも見せられたのでは
「そこまで悪くなかったですし、失望していません。ただ、今日は24時間プレーしてもゴールは決まらないでしょう。我々はトレーニングを続けるしかないです。選手のクオリティは持って生まれたものもあります。練習ではカバーできないものもある。自分たちはクオリティがないので、戦術面、フィジカル面をやっています。ただ、点が取れなかったら勝てないです。今日に限って言えば、結果だけ見れば湘南が良い試合したと思うでしょうが、違いはそこではないです」


――順位近い相手との対戦で負けたが、初勝利にはまだまだ時間がかかりそうか
「できるだけ早く、短い期間で勝ちたいと思いますし、そうでなければここにいないでしょう」

――いつもとは異なり0-2にされてからすぐさまリスクを負ってパワープレーを始めたが、それは勝ちに行く意思表示だったのか
「早い時間で0-2と成ってしまい、その流れを切るためにパワープレーをしました。前半に5失点をしましたがパワープレーをしている時に入れられたものはありません。前半のパワープレーは相手の流れを切るためのパワープレーでした」

★狩野「厳しく言えば最低のゲーム展開だった」《湘南vs仙台》

 

◆ヴォスクオーレ仙台
▽狩野新選手
――試合を振り返って
「立ち上がりから先制されたところが、一番ですね」

――守備に力を入れているチームとしては少しもったいない失点だったが
「あの場面を我慢して守れるようにならないと、自分たちが思っているようなゲームに持っていけないと思います。今回は、相手の狙いがハマったのかなとも感じています」

――監督は試合内容に対して悲観していないと言っていたが、選手として、キャプテンとしてはどう思っているか
「個人的には、やろうとしていることが全くできていないと感じています。厳しく言えば、最低のゲーム展開だったと思います」

――点が取れなかったこともダメージとして大きいのでは
「シュートは打てていただけに、ゴールに結び付けていかなければいけません。あの流れでズルズルいってしまいます。そこは自分たちの決定力不足だと感じています」

――今日はボールを持っている時間が長かったが
「ゴールまでいけているシーンはありましたが、やらされている、持たされている部分はありました。そこはみんなで、ピッチに出ているメンバーで考えながらやらなければいけません。持たされている部分はありました。そういう状況で、ピッチの中でアドリブの利く選手が何人いるかと言えば、今日は0に近かったかなと。そこでアドリブが利くようにならなければこの先も勝てないと思います」

――次節はホームで浦安戦だが
「連敗が続いていて、選手としてもキャプテンとしても苦しい時期です。ただ、逆にこの高い壁を乗り越えるしかないと思っているので、苦しいときこそみんなで一丸となって、練習からやり直していきたいと思います」

★横澤監督「応援してくださる方々に勝利を届けられて良かった」《湘南vs仙台》

 

◆湘南ベルマーレ
▽横澤直樹監督
――試合を振り返って
「ホーム初勝利。初勝利はみんなで掴んだものだと思っています。この会場の雰囲気が、そうさせてくれました。どの相手との勝利でも、応援してくれている方々、2市8町の皆さんと盛り上がりたいと思っています。今日は勝利できて良かったです」

「試合に関しては、6-0という結果は素晴らしいことだと思います。私は常に0の美学を選手に伝えています。3試合を終えて、仙台を相手に守りきった相手はいませんでした。こういう結果を出せて良かったです。立ち上がりに危険な場面があり、そこを運よく乗り切れたのは大きかったです。1対1で抜かれることが多々ありました。後半にそこを修正したのが大きかったと思います。シュート数に関しては41本打ちました。シュート数を増やすことで得点はもっと増えると思っています。何よりも今日は応援してくださる方々に勝利をプレゼントできてよかたと思います」

――今日の試合ではファーの意識が強かったが
「今回、試合で使う戦術を4つ用意しました。ハーフから守備をするチーム相手に、それがうまく機能しました。セグンドへの詰めに関しても狙い通り進んでいました。もっとチャンスがあったので、生かしきれなかったのは修正しなければいけない所です」

――ピヴォの岡村選手がベンチ外だったが
「仙台はカウンターが主体のチーム。なので今日はカウンターに対応出来る選手を集めました。岡村に関しては、プレスが遅れる部分があります。外した理由は、キープしかできないから。ピヴォは、最前線にいながら、ゴールに一番近い位置にいながらシュートを打てないのは問題です。今回外れたことで乗り越えて欲しいと思います。改めて、彼にはまだ言っていないですが伝えたいなと。湘南は、メンバー外となった選手は朝から選手より早くきて設営し、選手の後に帰ります。設営することで、選手たちはみんなに支えられていると感じています。なので、ピッチに立った時に、みんなが支えてくれるから頑張ろうという思いを取り戻して欲しかったのです」

★植松「練習通りの気持ち良いゴール」《湘南vs仙台》

 

◆湘南ベルマーレ
▽植松晃都選手
――ホームゲームで2点を取って、今季初勝利に大きく貢献したが
「ここまでの3試合で勝てていない中、今日勝てて、そういう勝てた試合でチームに貢献できたのは自信になります。今日は素直に自分を褒めると言うか、良かったなと思っています」

――2点目の場面は近藤選手が頭で落としたボールに反応した綺麗な崩しだったが、狙い通りの形か
「自陣からボールが飛んでいる最中に近藤選手とは目が合っていました。練習からも狙っている形で、ディフェンスはどうしてもボールに目が行きがちです。サイド気味に出したロングボールを中で合わせる。これはチームとして共有しているものですし、練習通りのことができました。気持ちいゴールでしたね」

――チームとしては上手くハマっていた印象だが
「ビデオで見た仙台は、ゾーンで守りながらいきなりプレスに来るようなディフェンスでした。それに対して、どうくぐり抜けるかを練習からやっていました。ディフェンスのやりたいことをやらせず、こちらのリズムでボールを回せた場面が多かったので、そこが勝利に繋がったと思います」

――仙台がボールサイドに人数をかける中、セグンドにボールを飛ばして相手を広げるような戦いをしていたが
「そこは狙い所でした。コーナー付近は油断しやすいポイントです。シュートはないかなと思ってしまいがちで、そういう部分をどう上手く使うか。練習の時から監督にそういうことを言われていました」

――6点奪った攻撃も良かったが、失点しなかったことも大きいのでは
「危ない場面もありました。ただ、一番大きいのは先に点が取れたこと。自分たちのリズムになったので守りやすかったです。滑り込むところで滑り込む、体を張るところで張る。そういうものをチームとして再認識して臨んだ試合でした。練習でやったことを出せたので、自信になります」

――次節は再びホームで名古屋と対戦するが意気込みを
「去年はホーム最終節で勝てました。その良い雰囲気を作ったまま、先に先点を取ったり、今日のように体を張る。名古屋は得点力が高いので、体を張る部分、切り替えの早さなどメリハリが大事になると思います。勝つことを目標に、点も取れるように頑張っていきます」