1:2016/05/10(火) 19:19:32.77 ID:
今季からスタートした、Jクラブの各U-23チームによるJ3リーグ参戦。若手の実戦経験を積ませることが
テーマで始まったこの試みには、FC東京、G大阪、C大阪の3クラブが参加している。
 JクラブのU-23チームと言っても、各試合で3名(GKに限りプラス1人)までオーバーエイジ枠として、
24歳以上の選手も出場することができる。若い選手にしてみれば、中堅、ベテランの選手と
一緒のピッチでプレーできることは、大きなメリットとなる。
 始まったばかりのこの取り組みの是非を判断するにはまだ早いのだが、
まずは現状を切り取って、その意義だけでも紹介しておきたいと思う。
 現在、ポジティブな意味でのモデルケースになっているのが、FC東京だ。

「FC東京U-23(以下U-23)」を含むトップチームが頂点に存在し、
その下に「FC東京U-18(以下U-18)」「FC東京U-15むさし」と「FC東京U-15深川」、そしてジュニアチームと下部組織が続く。
U-23のJ3参戦で、FC東京の中で一番恩恵を受けているのが、実はU-18だ。
トップチームの選手数だけではU-23の試合を戦うことができず、毎試合4~6人のU-18の選手が、
U-23の一員としてJ3参戦を果たしているからだ。

 「今年はユースのトレーニングの強度と量を増やしています。一部の選手はU-23でも戦っていますし、
(U-18の)セカンドチームもT1リーグ(東京都U-18リーグ1部)に上がっているので、どの選手も質の高い相手と戦えている。
その中で、より個として上に行くためにも、球際や守備などでは高いレベルを要求しています」

 こう語るのは、FC東京でU-18の監督を務める佐藤一樹だ。
.
U-18、U-23、トップのすべてで同じ哲学を。
佐藤監督は、U-23の監督である安間貴義と連携を取りながら、より「個」を育てる度合いを強めているという。

 「当然、U-18よりもU-23のチームの方がスピード、フィジカルの能力が高い。
それだけに、U-18に戻って来たときに、遅く感じてしまうことになるけれど、そうならないようにしないといけない。
幸い、今はU-23に行った選手たちが、上で感じたことをU-18のピッチで伝えてくれている。
いつもU-18でプレーしている選手たちも、彼らをすんなり受け入れる雰囲気になっている。良い循環にあると思います」

 安間監督と佐藤監督。それぞれの世代を受け持つ人間として、選手を育ててJ1の舞台へと送り込んでいくという
共通目標の下で、綿密なコミュニケーションを取っているようだ。
 安間監督はU-23チームの監督であり、トップチームのコーチでもある。ゆえに城福浩監督とトップチームの方向性、
選手へのアプローチを熟知している。
彼がU-23チームの監督を務めることで、トップチームと同じフィロソフィーを持って戦うことができるのだ。

どの世代のチームでも同じように活躍できる選手を。
 「もちろん戦う以上勝利は求めますが、あくまでもトップで戦える選手を育てていくことが大事。
U-23チームは『トップで試合に出られない選手の集まり』では決して無いんです。
『トップのポジションを奪いに行く集団』なんだと選手たちには言っています。
U-18の選手も当然同じで、決して『U-23の穴埋め要員』ではなく、彼らもポジションを奪いに行く集団のひとりなんです」
(安間監督)

 「トップに食い込んで行く集団」としての意識を、すべてのユース世代チームでも共有すること――
そこにカテゴリーは関係ない。U-23の試合のベンチには、U-18の試合が無い時は佐藤監督も安間監督の
右腕として座っている。もちろん、トップチームもU-23もU-18も同じ【4-4-2】システムで戦っている。

 「U-23、トップに行っても、すんなりと入ることが出来る。上に行って違和感を覚える選手はいないと思います。
もちろん他の布陣も出来る柔軟性も大事にしていますが」(佐藤監督)
 
2:2016/05/10(火) 19:21:13.29 ID:
15歳の久保建英が得点し、首位をキープ。
 5月7、8日の2日間で、U-18、U-23、トップチームのすべてが関東地方で試合を行った。
 7日にはその3カテゴリーが練習場として使用している東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド(人工芝)で、
高円宮杯プレミアリーグイースト第5節の鹿島アントラーズユース戦が行われた。
 U-18はこれまで開幕戦の清水エスパルスユース戦を落とした以降は、破竹の3連勝中。
U-23でレギュラーを張ってJ3で戦うU-18所属のDF岡崎慎が出場していない分、
CBでは高校2年生の選手がスタメンで出場していた。
 この試合でも、前節の柏レイソルU-18戦でスタメンを勝ち取った高校1年生MF平川怜が、スタメン出場をし、
ボランチの位置で攻守のバランスを見事にコントロールしてみせた。
そして、2-0で迎えた76分にFW松岡瑠夢に代わって、中学3年生のMF久保建英が投入されると、
その4分後に鮮やかなドリブルシュートを決めてみせた。
 結果は3-0の完勝。 連勝を4に伸ばし、首位をがっちりキープした。

選手、監督それぞれの立場で、この制度を高評価。
 翌日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ3リーグ第8節のY.S.C.C.横浜戦。
 U-23のチームにあって、岡崎がスタメン、ベンチメンバーの5人全員がU-18の選手という風景になった。
 スタメンにはムリキ、ハ・デソン、吉本一謙などトップのスタメンクラスの選手が出場。
試合こそ0-1で敗れたが、後半途中からMF内田宅哉(鹿島ユース戦で89分間出場)、
生地慶充(同フル出場)、FW松岡(同76分間出場)の3人が出場し、経験を積むことは叶った。

「J3は僕の中で良い刺激になっていて、U-18と併用しながらプレーできるのは、自分にとって凄く新鮮でやりがいがあるんです。
U-18のチームでは自分が攻撃の組み立てで起点を作ることをイメージしてプレーしていて、
J3ではチームに合流してそのまま試合という場合が多いので、連携というより、個で戦えないといけない。
そこで球際だったり、1対1の強さを感じながらプレーできるので、より個が鍛えられると思います」(生地)

 選手の言葉を聞くと、FC東京の取り組みは「育成」という観点から考えるととても好循環にあるのがよく分かる。

 「U-18のチームをもっと大人のサッカーに近づけたいと思っています。
たとえば、僕は常に良い準備をしている選手を使うようにしている。
その選手が活躍すれば、U-23に行った選手が帰って来ても、逆にU-18で居場所が無くなることも今後あるかもしれない」
(佐藤監督)

 「大事なのは『グラウンド力』。真剣勝負のゲームをたくさん経験させることで、若い選手はどんどん伸びていく。
例えば翌日にU-23の試合が控えていても、(U-18監督の佐藤)一樹にはU-18の試合で『90分使っても良い』と伝えてある。
U-23で数分しか出られなかったり、出番の無かった選手がU-18で試合に出られなかったら本末転倒になりますから」
(安間監督)
.
才能ある若手が、トップチームに到達すれば……。
 こうして生まれた好循環は、U-18の下級生たちにも意識の面で変化をもたらしている。
高校1年生の平川はこう将来を思い描く。

 「まだ1年生ですが、どんどん上に絡みたい。早く自分がチームの中心になりたいんです。
J3に何人も先輩が行っているので。だからこそ、自分がチームの軸に早くならないといけない。
来年にはJ3で(レギュラーとして)プレーすることは目標の1つです」

 下の世代からの突き上げが、U-18、U-23のレギュラー争いを加速させていく――。

 この好循環が、トップチームのレギュラー争いをも加速させた時、本当の意味でこの取り組みが価値あるものとなる。
筆者はこの好循環の向かう先を、これからも取材して行こうと思っている。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160510-00825651-number-socc&p=3
 
4:2016/05/10(火) 19:26:23.06 ID:
トップが弱いからどうしょうもない。
 
6:2016/05/10(火) 19:34:46.64 ID:
>>1
FC東京にジュニアチームはない
 
7:2016/05/10(火) 19:38:58.12 ID:
U23作った中では瓦斯より脚や桜の方が将来性豊かだろうけどな
メンツ的に久保くん以外は瓦斯で良いのはいないだろ
脚だと堂安や桜だと船木みたいなの瓦斯にはいないだろ?
 
8:2016/05/10(火) 19:39:52.42 ID:
リオ五輪代表の絶対的エース中島翔哉も29歳の元ACL得点王ムリキもJ3ですらまるで通用していないという非常に悲しい現実
 
10:2016/05/10(火) 19:43:29.35 ID:
実際はバルサから預かっている久保のために
U-23作ったようなもんだろうけどな
ただユース制度の良い部分ってのは飛び級だから
U-23は積極的に作ったほうが良いね
12:2016/05/10(火) 19:48:17.69 ID:
>>10
久保のために作ったわけじゃないが
 
11:2016/05/10(火) 19:45:43.96 ID:
大分も参加してるだろ
 
13:2016/05/10(火) 19:48:27.64 ID:
J3落ち着けないなぁ早く長野上がってこい。
若手育成制度はチーム事よりも、地域でもやってほしい。東北選抜とか、九州選抜でさ。
 
14:2016/05/10(火) 19:50:21.04 ID:
u23結構やっかいだわ
去年の寄せ集めとは違う
19:2016/05/10(火) 20:31:32.90 ID:
>>14
戦術の浸透って大事なんだと良くわかるな
 
15:2016/05/10(火) 19:53:32.18 ID:
定期的に瓦斯の提灯記事出るよね
城福チルドレンで大躍進とか恥ずかしい記事もあったよな
16:2016/05/10(火) 19:55:31.24 ID:
j3でムリキと久保の共演とかみたいなー
 
17:2016/05/10(火) 19:55:35.01 ID:
選手個人の能力は去年の方が上だろうけど
連携もとれるしオーバーエイジ4人使えるからチームとしては強くなるね
 
18:2016/05/10(火) 20:11:16.95 ID:
瓦斯は育成は育成でも学生、つまり高校生や大学生の完成品一歩手前の選手の方
が成功しやすい。
今は小川とか室屋。
 
20:2016/05/10(火) 20:38:48.72 ID:
新翔さんはトップに食い込めましたか?
 
21:2016/05/10(火) 21:10:22.39 ID:
日曜日の試合でガンバU23の試合を14時からやって、その後すぐに17時からガンバ大阪ユースの試合にも
2試合連続で出場していた16歳の子がいたけど、大丈夫なんか?
 
22:2016/05/10(火) 21:21:17.99 ID:
成功するかは2~3シーズン見てからだな。