1: :2018/03/21(水) 08:59:07.11 ID:
今月8日、将棋の藤井聡太六段が師匠である杉本昌隆七段との「師弟対決」に勝利したことが話題となった。将棋界では師匠に勝つことを「恩返し」と呼ぶが、藤井六段はプロ入り1年半でそれを果たしたのである。

 サッカー界でも、注目の師弟対決があった。

 奇しくも藤井六段の地元・愛知で、だ。18日に行われたJ1第4節・名古屋グランパス対川崎フロンターレである。

 名古屋を率いている指揮官は、風間八宏。

 2016年まで約5シーズンに渡って川崎を指揮し、攻撃的なスタイルを築きあげた人物である。その風間の元でコーチを務めていたのが鬼木達だ。前任者のスタイルにさらなる上積みを加え、2017年にクラブ悲願となる初優勝を達成した。昨年は名古屋がJ2を戦っていたため、今回が初めてとなる師弟対決だった。
「目指しているものが同じようで違う」

 実は、かねてから鬼木監督に聞いてみたい質問があった。

 それは、チームのバトンを引き継ぐにあたって、風間監督から何か託されたメッセージがあったのかということだ。

 凡庸な疑問かもしれないが、「師弟対決」を迎えるタイミングならば適切かとも思い、この試合に向けた囲み取材の場で尋ねてみた。

 鬼木監督は「特別なことはなかったですよ」と前置きしたうえで、言葉を続けた。

 「そんなに多くは語らないですけど、なんていうんですかね……風間さんがいつも話していたのは、自分の持っているものでやるということ。それは僕だけじゃなくて、いろんな人にそういう感じで伝えていたので、自分も自分らしさでやろうと思いました。それは去年1年で作り上げてきたつもりです」

 王者に輝いた昨年の鬼木フロンターレに、前任者のエッセンスが色濃く残っていたのは、周囲も認めるところだろう。ただ監督として2年目を迎え、風間監督のスタイルについても「お互いに目指しているものが、同じようで違う」と話す指揮官の口からは、新しいエッセンスを加えている自負も感じられた。

 「自分たちは自分たちで試行錯誤しながらやってきました。攻撃もそうだし、守備もそうですね。それをプラスアルファして積み上げてきたと思っているので、そこは見せられればいいと思います」(鬼木監督)


「相手は真っ向勝負で来た」(車屋)

 キックオフの笛が鳴ると、ピッチでは両チームの選手たちがボールを握る意思を強烈に発していた。ボールスピードと攻守の切り替えが早く、試合中のプレーがほとんど途切れない。息を飲むような攻防戦が続き、時間があっという間に過ぎていくゲームとなった。

 「相手は真っ向勝負で来た。GKからつないできて、自分たちに対してすごく正々堂々と戦ってきた。そういう感じはしましたね」

 筑波大学時代から風間監督に教えを受けていた、日本代表・車屋紳太郎の名古屋評だ。

 真っ向勝負を挑んできた名古屋の姿勢はボールを保持する意思だけではなく、高く設定された最終ラインにも表れていた。17歳の菅原由勢が中央にいる守備陣はやや荒削りな感じもあったが、背後を突かれながらも強気のハイラインを維持。互いにコンパクトな陣形を保っていたことで、中盤は密集戦になった。
まるでフットサルのような密集戦。

 ただそこでボールを動かす技術と駆け引きは、両者ともに譲れない土俵でもある。

 ときにサッカーではなくフットサルを見ているような感覚を覚えるほど敵味方が密集するエリアでのせめぎ合いになったが、その時間帯について中村憲剛は苦笑いを浮かべる。

 「あれだけ相手のラインが高いとは思わなかった。その分、シンプルに裏を狙えば良かったけど、少し意固地になってしまったのかもしれない(苦笑)。同じ密集地の中にみんなが入ってきて、スペースを消し合ってしまった」

 中盤の渋滞エリアでボールを失った川崎は、次第に名古屋のジョー、シャビエル、青木亮太といった前線のタレントが繰り出すカウンターに後手を踏む展開を余儀なくされていく。

 それでも川崎が慌てることはなかった。谷口彰悟と車屋を中心にした最終ラインが粘り強く対応。失点することなくしのいでいると、戦況を把握していた中村は、中盤の渋滞を解消するための“交通整理”を淡々と行なっていった。

 「結局、チャンスになるのは、相手を広げてセンターバックやサイドバックの裏に走ってクロス。それが一番なのかなと。ボールを持って持って、ひっかけられてカウンターが一番怖い。もっと幅をとろうよと。幅を取れば、相手も空いてくる。密集になるから人の多さに誤魔化される。そういうところを広く見ながらやること」(中村)
2: :2018/03/21(水) 08:59:41.03 ID:
憲剛はサイドの幅を広く使った。

 中村の行なった“交通整理”とは、簡単に言えば、サイドの幅を広く使って攻めていくことだ。

 相手の守備陣形を横に延ばすことができれば、センターバックとサイドバックの間は距離が広がり、敵味方が密集している渋滞も解消されていく。そこから中村はセンターバックとサイドバックの間を縦に抜け出す動きで名古屋守備陣を上下左右に揺さぶり、サイドからのクロスでチャンスを作り出していった。攻略する場所や形にこだわらず、相手の出方を見て攻め筋を変えられる臨機応変さは、鬼木フロンターレの強みでもある。

 後半にはセットプレーで試合を動かすことに成功した。

 65分、中村憲剛の右足から繰り出されたボールを、交代で入った直後の大久保嘉人が頭で合わせた。再開後、わずか4秒でゴールネットを揺らした背番号4は、「特に何も考えていなかった」とあっけらかんと振り返る。試合前日、史上初の3年連続得点王へと育ててくれた敵将について、「自分は風間さんによって復活したし、感謝しかない」と話していたストライカーによる、強烈な「恩返し弾」となった。

 目を見張るべきは、その後の25分の試合の進め方かもしれない。鬼木フロンターレと風間グランパスとの違いを、より明確に示したと言えるからだ。
割り切って守る時は、密になってやる。

 鬼木監督がチームに注入したイズムの一例に、「守備でも魅せること」がある。

 前任者同様に、ボールを保持していることを前提にチームをデザインしているが、かといって、ボールを保持できないならば、「それはそれ」として守り切って勝ちを掴む力強さが、チームには備わっている。

 失点後の名古屋は猛攻を仕掛けてきたが、川崎はそれを粘り強く受け止めながら、ときにのらりくらりとかわし、カウンターも食らわせながら時計の針を進めた。

 相手の出方を見て、勝つために戦い方を変えられる。そんなしたたかな試合運びに、試合後の谷口彰悟はこう胸を張った。

 「点を取って、点を取られない。それがサッカーだし、ボールを握るのが全てではない。割り切って守る時は、密になってやる。ボールを持たれるのは頭に入っていたし、そこでイライラしたりはなかったですね。みんなで(ボールを)持たせるところは持たせて、引き出しておいてカウンター。そういう戦い方もできるんじゃないかという話はしていました。臨機応変に対応できたと思います」


風間監督は会見で好ゲームを讃えた。

 こうして、注目の初対決は鬼木フロンターレが「恩返し」を果たす勝利で幕を閉じた。

 もっとも、「恩返し」は美しい物語ではあるが、「恩返し」を受けた側としては複雑な思いもあったに違いない。

 ただ試合後、次々と握手を求めて来るかつての教え子に対して、風間監督の表情は明るかった。

 試合後の監督会見でも「お互いに自分たちが主語でやろうとする。そこに面白さがあったんじゃないかなと思います」と好ゲームを讃えている。監督会見で悔しさを露わにすることがなかったのは、風間監督もまた、自分のチームの進んでいく未来をしっかりと見据え、その手応えを感じているからなのだろう。

 だが名古屋も進んでいくが、川崎もまた前に進んで行く。

 鬼木フロンターレと風間グランパス。

 この対戦カードは、今後のJリーグにおける新たな名物になっていくに違いない。そんな予感を感じさせた、初の師弟対決だった。


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180321-00830239-number-socc&p=4
5: :2018/03/21(水) 09:10:16.22 ID:
サブに大久保控えさせてるだけの差だったな


6: :2018/03/21(水) 09:10:57.94 ID:
得点はギリオフだったけど
忖度されまくりターレだから
良し良し
7: :2018/03/21(水) 09:11:28.77 ID:
あのヘッドはすげーと思ったよ。さすがだと思ったよ。
背低いのにさ。
9: :2018/03/21(水) 09:30:16.29 ID:
色んなドラマがあるっすねー
10: :2018/03/21(水) 09:38:06.68 ID:
恩返しっつうかまあさすがに戦力の差だわな。J屈指のベテラン揃いのチームと新鋭若手チーム、サッカーもおなじでなんか奇妙な試合だったわ。川崎にはなんの未来も感じなかったが大久保だけ流石ってとこだな。逆に名古屋は楽しみな選手がなんにんかいたジョーが糞でわらったが
11: :2018/03/21(水) 09:50:55.12 ID:
まだ鬼木に手腕が有るか無いかなんて分からんだろ風間が敷いたレールの上だから
風間は名将になりつつ有るがまだ貧乏クラブの指揮はとって無い
鳥栖さんを強くしたユンの方がすごくね?
12: :2018/03/21(水) 09:51:54.46 ID:
珍しく緊張感のあるスローなゲームだったね。
13: :2018/03/21(水) 09:52:08.10 ID:
強すぎた川崎
15: :2018/03/21(水) 10:00:45.87 ID:
1-0で手堅く勝利のサッカーなんて一昔前の川崎にはなかったイメージだわ
まあ既存の攻撃力に加え守備もきっちりさせたから昨年優勝できたんだろうけど
17: :2018/03/21(水) 10:12:28.49 ID:
単純に現状での寿人と大久保の差かなぁ、勝負を分けたのは
18: :2018/03/21(水) 10:15:43.89 ID:
>>17
それだね。
サブの層の厚さが勝負を分けた感じ。
19: :2018/03/21(水) 10:16:52.95 ID:
この先名古屋が勝てる気がしないけどな
20: :2018/03/21(水) 10:18:24.44 ID:
この試合スローインが合計4回しかなかったらしい
21: :2018/03/21(水) 10:22:11.96 ID:
鬼木は鹿島を救ってくれ
22: :2018/03/21(水) 10:29:35.51 ID:
ACL捨ててる上に忖度されてるから嫌なんだよな。
25: :2018/03/21(水) 12:26:29.18 ID:
>>22
鹿乙
24: :2018/03/21(水) 11:21:43.29 ID:
大久保の毒ではオフサイドだったけど名古屋の守り方も変だった

それ以外は見所のある興味深いゲームだった
28: :2018/03/21(水) 13:36:37.62 ID:
>>24
あれはジョーがわるい
27: :2018/03/21(水) 13:35:03.26 ID:
元々は関塚ですやん
35: :2018/03/22(木) 07:02:50.50 ID:
川崎名古屋はストイコビッチが監督の頃も面白い試合してた