★すみだ、渡邉2発の府中振り切り6連勝!《すみだvs府中》

▽28日に墨田区総合体育館で行われたDUARIG Fリーグ2017/2018第24節のフウガドールすみだvs府中アスレティックFCは、ホームのすみだが3-2で勝利した。

▽2位のすみだと4位に位置する府中の関東勢対決。試合は、立ち上がりからボール際の攻防が繰り広げられる展開となる。

▽その中で、徐々に攻め手を見いだしたすみだは13分、後方からのビルドアップに講じると、左サイドから田村が放ったシュートをファーサイドの岡山がプッシュ。これがネットを揺らして、すみだが先制する。

▽均衡を破ったすみだは19分、自陣右サイドでボールをカットした清水がドリブルでボールを持ち上がり、フリーのボラにパス。これを受けたボラがワントラップから左足の弾丸シュートを決め、府中を突き放した。

▽2点ビハインドの府中は22分、自陣右サイドからのキックインからチャンス。一度はボールを奪われたものの、味方のインターセプトからゴール前に流れたところを渡邉が押し込み、府中が反撃の狼煙を上げた。

▽反撃を許したすみだだが、府中がパワープレーに講じた38分に渡井が右足シュート。これを清水が合わせて再び2点差に。だが、その数十秒後には、パワープレーから渡邉にこの試合2ゴール目が生まれて、府中がすみだを追走する。

▽だが、試合はこのままタイムアップ。逃げ切ったすみだが4位に位置する府中との上位対決を制し、6連勝を飾った。

 

 

★谷本監督「苦しい時こそ全員で乗り越えられるように」《すみだvs府中》

◆府中アスレティックFC
▽谷本俊介監督
──試合を振り返って
「プレーオフ争いが熾烈な中で、非常に大事な直接対決といったゲームでしたが、結果は残念なものになりました。それを受け入れて、フウガさんとの試合は1試合残っているので、この敗戦があったから良かったと、この試合を生かしていかないといけません」

「負けましたが、やらなくてはいけないことを選手はやり尽くしてくれました。監督として、トレーニングだったり指導だったりが良くなかったのかなと。今週のトレーニングでもう少しやれるべきことがあったかなと思います。それでも試合が続いていきますので、まだ試合が残されているということを良かったと捉えたいです」

「残り9試合、ここからが正念場だと思います。チームとして、全員の力が試されると思います。苦しい時こそ全員で乗り越えられるように頑張っていきたいと思います」

──前回は引き分けだったがこの試合に向けての対策は
「前回は常に追いかける展開だったので、まずは先制点を取れるように守備をしっかりとしていました。特徴が異なるセット構成になっているので、1stセットに関しては攻撃力が売りなので、守備に関しては体力を使わずにハーフからやり、攻撃では常にボールを持ちながら守備の時間を減らして攻撃に比重をかけています」

「2ndセットは守備ではプレスをかけて、攻撃では手数をかけずにやっていくという準備をしました。良かった部分もありますけど、守備の失点の仕方を見ると、1点目が重要だったかなと思います。ピヴォへの動きに対してうまく対応できませんでしたし、セカンドポストに人はいましたが、マークを外されてしまい、フウガさんの良さを出させてしまった」

「試合前にアクシデントがあり、メンバー入りしていた宮田が外れてしまったということがありました。ただ、そこが原因だとは思いません。チーム全体の力がなかったと思うので、チーム全体の力がなかったかなと。残り9試合に向けて、気を引き締める良い材料にしていきたいです」

──中断期間があり、明けた初戦はシュライカー大阪との対戦となります。中断期間をどのように過ごしたいか
「まずは今自分たちの状態としてはベストではなく、ケガ人が多く、練習もサテライトから助っ人を呼んでようやくFPが8人になる状態です。練習でのタフさが出てこないと試合でもそういったところは発揮できないと思います」

「まずはしっかり休んでコンディションをしっかり整えるということ。勝ち続けていた時のようなパフォーマンスが出せると踏んでいます。ただ、チーム全員で戦わないといけないです」

「ケガ人が戻ってきて、今まで出れていた選手が出られなくなって何もしないというのは良くないと思います。再び試合に出るために必死に努力しないといけません。チーム内競争が生まれて、チームのレベルアップの加速度合いも違ってくると思います」

「戦術的な部分や個々でのレベルアップは当然あります。3週間あるからこそ、大阪は木暮監督が色々な戦略を準備できると思います。どういった試合になっても、こちらが最後に勝ち越せるような状態に持っていきたいです」

「チーム全員が揃って、練習から試合から、全員でプレーしていくことで追い風が吹くと思っています」

──次節に向けての意気込みを
「次節から続けて9試合が行われます。最後の力を出し切って、どんな結果になろうと悔いのないようにやっていきたいです。プレーオフに出られると信じて、連敗しないようにしていきたいと思います」

 

 

★須賀監督「お客さんに今日の試合を楽しんでもらうことが大事」《すみだvs府中》

◆フウガドールすみだ
▽須賀雄大監督
──試合を振り返って
「前半に関しては非常に自分たちの思惑通りでしたが、後半はスコアこそ動かなかったですが府中に主導権を握られる展開が続きました。ただ、僕たちがホームなのでアグレッシブにいったことで、府中がやりやすくなってしまったかなと思います」

「ただ、ホームはそういった場所だと思いますし、あそこで試合をクローズしにいくということもできましたが、お客さんに今日の試合を楽しんでもらうことが大事だと思っていたので、そういった意味で最後までアグレッシブに戦い続けて、結果失点はしましたが、勝てたことを含めて、良いゲームだったかなと思います」

──次節に向けて
「中断期間が2週間弱ありますが、ここで手綱を緩めるということは、他のチームが上がってくる、差を詰められてしまうことになります。もちろん、リラックスした気持ちになる1週間があって良いと思いますが、逆に最近出番がない選手が競争に加わってくるようなそういった雰囲気もあると思います。チームとして色々な引き出しを増やす1週間、2週間にできればと思います」

 

 

引用元:Fリーグモバイル http://sp.f-lg.jp/news/list?page=0