★渡邉の終盤第2PK弾で逆転勝利! ホーム府中が大分を下し勝ち点3《府中vs大分》

 

▽30日にDUARIG Fリーグ2017/2018第4節の府中アスレティックFCvsバサジィ大分が府中市立総合体育館で行われ、2-1で府中が勝利した。

▽前節のバルドラール浦安戦を土壇場のゴールでドローに持ち込んだ府中と、ヴォスクオーレ仙台戦を3-2で競り勝ち、今シーズン初勝利を飾った大分の一戦。試合は立ち上がり、アウェイの大分が積極的に敵陣へと攻め込み、府中を抑え込む展開となる。

▽まず大分は2分、GK檜山からのゴール前へのフィードを胸で収めた原田が反転し、シュート。しかし、これはGKクロモトがブロック。さらに4分、ピヴォ当てを受けた原田の落としを走りこんだ森村が左足でシュートを放つが、ゴール右へと外れる。

▽大分の前からのプレスになかなか攻め込むことができない府中は4分、左サイドでFKを獲得。これをキッカー皆本のパスを受けた完山がシュート。さらに5分、岡山の右CKを再び完山が左足で合わせるが、どちらも枠を捉えることができない。

▽その後、府中はボールを保持できるようになるが、大分のプレスに苦戦し、ボックス付近へ侵攻することができない。すると、大分は8分、田村龍の敵陣中央左からのキックインを受けた米村がボックス右手前でフリーになるもGKクロモトの好判断な飛び出しにシュートを放つことができない。

▽ここまで思うような攻撃ができない府中は10分、左サイドでボールを受けた柴田が強引に縦へ突破し、クロス。すると、これがゴール前に待ち構えていた渡邉の体に当たって、ゴールに吸い込まれた。しかし、これにハンドの判定が下され、ゴールとはならない。

▽するとその直後、肝を冷やした大分が一瞬の隙から先制点を奪う。11分、右サイドを突破した藤川がシュート。これはGKクロモトに阻まれたが、森村がプッシュし、ゴールネットを揺らした。

▽このゴールで勢いに乗った大分は、積極的に藤川へ縦パスを供給して攻撃を組み立てる。対する府中は、先制点を奪われた焦りからかパスワークが乱れてしまい、シュートまでつなげることができない。

▽府中に良い形を作らせない大分は15分、敵陣でパスカットした田村龍がGKクロモトと一対一を迎えるが、追加点を奪うことはできない。さらに19分、敵陣中央右で田村研が浮き球をフリック。これを受けた白方がシュートを放ち、こぼれ球を森村がプッシュするも、立て続けにGKクロモトに阻まれてしまい、決め切ることができず、1-0で大分がリードして試合を折り返す。

▽後半に入ると、1点ビハインドの府中が反撃を仕掛ける。まずは21分、内田が右サイドを突破して右足でシュートを放つ。さらに25分、皆本の右CKから渡邉が右足インサイドで合わせるが、わずかにゴール左を外れる。

▽後半立ち上がりに押し込まれる大分は26分、左サイドでボールを奪った田村研がカウンター。最後はクロスに山蔦が右足で合わせるが、枠の上へと外れてしまう。

▽その後、府中は渡邉のロングシュートで幾度となくゴールに迫るも、大分のシュートブロックに阻まれてしまい、脅威とはならない。29分には、皆本が上福元とのパス交換からボックス手前左に侵攻し、左足を振り抜いたが、これは左サイドネットに嫌われてしまう。さらに直後、右CKを花嶋がボックス手前から右足を合わせるも、 枠の上を越えてしまう。

▽シュートまで持ち込むも、枠を捉えることができない府中だったが迎えた33分、完山の右サイドからのパスを受けた柴田が、GK檜山との一対一を制した。

▽試合を振り出しに戻した府中は、逆転に向けて一気に攻勢を強める。35分、敵陣中央でパスを受けた柴田が右足を振り抜く。しかし、これは枠を捉えることができない。さらに36分、左サイドから皆本がカットインから右足でシュートを放つが、今度はGK檜山のファインセーブに阻まれてしまう。

▽37分に大分が第4ファールを取られると38分、田村研が第5ファールを犯してしまい、府中が終盤に第2PKのビックチャンスを得る。これをキッカーの渡邉が右足のグラウンダーのシュートで冷静にゴールへ突き刺した。

▽土壇場で逆転に成功した府中はその後、最後まで攻勢を続けて大分の反撃を阻止し、試合終了。ホームの府中が勝ち点3を獲得した。


 

引用元:Fリーグモバイル http://sp.f-lg.jp/news/list