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★ホームの湘南が終盤の横澤初ゴール含む5発ですみだを撃破! 《湘南vsすみだ》

▽18日に小田原アリーナでDUARIG Fリーグ2017/2018第2節の湘南vsすみだが小田原アリーナで行われ、5-2で湘南が勝利した。

▽11日に東京・国立代々木競技場第一体育館で行われた開幕節のヴォスクオーレ仙台戦を6-0で勝利した2位の湘南ベルマーレと、バサジィ大分戦を9-1で圧勝した1位のすみだが激突した。

▽開幕節で大量得点を奪い、好スタートを切った両者の一戦は、互いにピヴォ当てに厳しく当たり主導権を握らせない立ち上がりとなる。そんな中、まず仕掛けたのはすみだ。4分、縦パスを受けた大薗がボックス右手前から右足でシュートを放つが、ゴール右へと外れる。対する湘南もその直後、GKフィウーザからのボールをゴール前で横澤が頭で合わせるが、これはGK矢澤にキャッチされる。

▽立ち上がりが経過すると徐々にホームの湘南がペースを握り始めるが、すみだも粘りの守備で決定機を作らせない。それでも8分、左サイドでパスを受けたロドリゴがゴール前へクロス。これをファーサイドに詰めていた本田真琉虎洲が右足で合わせ、ゴール左上隅へと突き刺した。

▽先制を許したすみだはすぐさま攻勢を強める。8分にはボラと諸江が立て続けにシュートを放つが、GKフィウーザの攻守に阻まれる。そうした中、ボラがロドリゴにファールを犯すと、会場内から大きなブーイング。湘南の新旧10番対決が会場を盛り上げた。

▽同点に追いつきたいすみだは12分に敵陣中央左からのキックインを受けた清水が左足で強烈なシュートを放つが、これはGKフィウーザの正面に飛んでしまう。

▽一方、リードを広げたい湘南は13分、ロドリゴの縦パスを刈込がボックス手前で潰れるとこれを受けた内村が右足でシュートを放つが、GK矢澤に防がれる。しかし、14分、最終ラインでGKフィウーザがボールを収めると、そのまま持ち上がる。右サイドにスルーパスを送り、刈込、植松とつなぎ、GK矢澤を引きつけてボックス左へラストパス。走り込んだ内村が落ち着いてゴールネットを揺らした。

▽リードを広げられたすみだは18分、右サイドでボールを受けた清水が岡村とのパス交換から中央へと切り込み、左足を振り抜いたがこれもGKフィウーザに阻まれてしまい、試合を折り返した。

▽2点ビハインドのすみだが反撃。後半開始直後にボラと諸江が2度のシュートを放つが、GKフィウーザにブロックされる。しかし、22分、自陣でボールを拾ったボラがカウンターを発動する。味方を使ってリターンを受けるとそのまま左サイドを突破してシュート。これが、ゴール右隅へと突き刺さった。

▽1点を返された湘南もすぐさま応戦。25分、ボックス左手前でパスを受けたロドリゴがキックフェイントで対峙した相手のスライディングを誘発する。そのままボックス内へ侵攻し、GK矢澤との一対一を制した。さらにこのゴールで勢いに乗った湘南は27分、右サイドからの浦上のクロスを小門がファー詰めでゴールネットを揺らした。

▽一気に試合が苦しくなったすみだは、攻勢を強めるがボラ、清水が徹底マークに遭い、攻撃を組み立てることができない。33分、左サイドからの諸江の速いクロスをゴール前右で岡村が右足で合わせるも、GKフィウーザのファインセーブに阻まれてしまう。しかし、その直後、宮崎のパスをボックス右手前で受けた岡村がキックフェイントから左足を振り抜くと、ファーサイドのボラがゴール左隅へ流し込んだ。

▽同点に追いつくにはあと2点が必要なすみだは37分からパワープレーを開始。しかし、湘南の献身的なディフェンスの前に中央へ侵攻することができない。すると、湘南が40分、左サイドからの鍛代のクロスを横澤が押し込んで試合を終わらせた。ホームの湘南が5発で開幕連勝を飾った。

 

 

 

★奥村監督「今日の勝利は地域の勝利」《湘南vsすみだ》

◆湘南ベルマーレ
▽奥村敬人監督
――試合を振り返って
「今日の勝利は地域の勝利です。柏木さんのために地域一丸となって勝とうという気持ちがありました。その気持ちが選手にも乗り移って相手を圧倒してくれたのかなと思います。もちろん、選手たちが100%頑張ってくれたので、そこに感謝しています。僕は逆に何もしていないです。選手達の地域の勝利だと思います」

――今日の一戦ですみだ相手に警戒していたことや立ち上がりのプランは
「先週とセットをいじって、相手が岡村などしっかりパスを回してくるセットには日本人で、若手にはブラジル人を絡めて、小門や横澤も外国人みたいな扱いで、若手に外国人のプレーというのは経験したことがないという部分で苦手な部分があると思います。そういった部分で、相手の出鼻をくじこうというプランがありました」

「あとは、前節のバサジィ大分のディフェンスがうちとやり方が違うので、浦安のオーシャンカップの試合を観て、フウガのスピードを生かせさせない、乗らせないシステムをとりました」

――開幕2連戦を連勝で終えたが
「正直言えば自分の中で想定内です。開幕連勝して名古屋に当たろうと思っていました。そこは想定内なので、次の試合が大事だと思っています」

 

 

★刈込「他のチームにも脅威を与えるような結果も残せた」《湘南vsすみだ》

◆湘南ベルマーレ
▽刈込真人選手
――試合を振り返って
「柏木さんのためにみんなで一つになって戦ったというのが大きかったです。今日勝てば、リーグで1位になるかもしれなかった試合ですし、他のチームにも脅威を与えるような結果も残せたと思います。今日は勝てて安心しています。次は名古屋で強いですが、絶対に勝ちたいと思います」

 

 

★横澤「本当にプレーオフを目指していけるチームだということを披露する場」《湘南vsすみだ》

◆湘南ベルマーレ
▽横澤直樹選手
――試合を振り返って
「僕は戦術、戦略面を担当していて、フウガさんの前回のオーシャンカップでの試合を観ていて、ウィークポイントを少し見つけることができました。途中で狂ったこともあったが、それをしっかりと選手たちが1試合を通してやってくれました。みんながすごく頑張ってくれたと思います」

――すみだの警戒していた部分は
「ドリブルですね。スピードに乗らせてしまったら、強いチームです。そのスピードをどうやって止めるかというのを警戒していました」

――終盤には初ゴールがありましたが
「そうですね(笑) パワープレー返しで3回くらい外してしまったので、最後終了間際に点が取れてダメ押しができたということはチームとして効果的だったのかなと思います」

――連勝を飾って名古屋を迎えることになったが
「この3連戦がすごく重要です。湘南ベルマーレの先を期待するにあたって。サポーターとか応援してくださっている方々が開幕戦での勝利後、すみだ相手や名古屋相手にどうなんだとなっている中で、僕らが一つ一つ勝利を重ねることによって本当にプレーオフを目指していけるチームだということを披露する場でもあります。この3連戦をどうにかして勝ちたいです」

――次節に向けて
「今名古屋が外国人選手を2人獲得して、吉川が戻ってきて、さらにまとまりのあるチームになってくると思います。すごく良い勝負になると思います」

 

 

★須賀監督「前半の湘南の圧力は素晴らしかった」《湘南vsすみだ》

◆フウガドールすみだ
▽須賀雄大監督
――試合を振り返って
「湘南が個々の能力が高く、マンツーマンの守備で一対一で負けないというのをベースでやっていることはスカウティングの段階で分かっていました。その中でも自分たちは相手というよりはまずは自分たちの良さというのを出して、主体的に攻撃していくというのを軸にメンバーを選んでやってきました。その中で前半の湘南の圧力は素晴らしかったです。そこに関して、主導権が握れなかったのが一つ敗因だと思っています。次の対戦に向けて、改めて対策をしていかなくてはいけないと思っています」

――相手にやられてしまった部分で湘南の脅威に感じた部分は
「彼らの戦術的にキックインもクリアランスもプレス回避という局面がないですよね。ハーフラインを越えて、ディフェンディングサードの部分を飛ばしてプレーしてきます。逆に言うとそこを飛ばしながら、相手のコートで脅威になるような選手が揃っていたと思います。そういう意味では、僕は全ての局面に応じたメンバー選考をしているので、前でのプレッシャーが良い選手であったり、背後を取られにくい選手の持ち味が出なかった試合だったと思います。ディフェンディングサード、ミドルサードの出口でしっかりと守備ができて相手の脅威にも押し返していけるタレントというのが必要だったゲームだと分析しています」

 

 

★諸江「相手のやりたいフットサルをやられてしまった」《湘南vsすみだ》

◆フウガドールすみだ
▽諸江剣語選手
「相手のやりたいようなフットサルをやられてしまった思います。あの圧力に対してもっと跳ね返していかないと、相手が気持ち良くプレーできてしまいます。湘南に負けない圧力で跳ね返さないと勝てないと思っています。次の対戦までには修正してやっていきたいと思います」