★小宮山がホームラストゲームで豪快ミドル弾も、すみだが追いつきドロー《浦安vsすみだ》

▽12日に浦安市総合体育館で行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第32節、浦安vsすみだは1-1の引き分けに終わった。

▽浦安にとっては今シーズン最後のホームゲームとなった一戦。今シーズン限りでの引退を発表したFP小宮山友祐、そして米川正夫監督にとっても最後のホームゲームとなった。

▽試合は立ち上がりから両者ともに気合の入ったプレーを見せ、均衡した展開となる。すみだは積極的にシュートを放ち浦安ゴールを脅かすと、浦安はボール回しから果敢に崩しにかかる。

▽なかなかスコアが動かない展開となったが均衡を破ったのは小宮山だった。17分、野村が右サイドでキープすると、バックパスを受けた小宮山がハーフウェイライン付近で左足一閃。強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり、浦安が先制に成功する。

▽さらに直後には、ボックス付近で星が倒されてFKを獲得。これを荒牧が直接狙うも、壁に阻まれ追加点は奪えない。

▽浦安の1点リードで迎えた後半は、オープンな展開となる。25分、左サイドでFKを得るとファーで加藤が飛び込むも合わず。直後には荒牧が高い位置でボールを奪うと、そのままシュート。しかし、GK大黒がセーブする。

▽27分にはチュスが相手選手と上手く入れ替わりGKと一対一に。しかし、またしてもシュートはGK大黒に阻まれ得点を奪えない。

▽すみだは28分、太見がこぼれ球をシュートするもGK藤原がセーブ。30分には田口がミドルシュートを狙うと、GK藤原が再びセーブ。こぼれ球を西谷が詰めるも、わずかに合わない。

▽攻勢を強めたすみだは、31分にもボラがピヴォ当てから反転シュート。それでも再びGK藤原が立ちはだかる。しかし32分、左サイドを崩すと、田村のパスを太見が押し込み、すみだが同点に追いつく。

▽35分にはすみだがビッグチャンス。抜け出した稲葉がGKと一対一になるも、GK藤原がセーブ。38分には星が豪快なミドルシュート。しかし、GK大黒が立ちはだかる。浦安は残り1分から小野をGKに置いてパワープレーを開始。しかし、ゴールは最後まで生まれず試合終了。1-1の引き分けに終わった。

 

★ホーム引退試合で豪快ゴールの小宮山「僕も凄いと思った(笑)」《浦安vsすみだ》

 

◆バルドラール浦安
▽小宮山友祐選手
──試合を振り返って
「勝ちたかった試合でした。府中の結果はあとで知ったので、勝ったところでというのはありますが、ホーム最後だったので勝ちたかったなという思いが強かったです」

──チームとしては勝ちたいという姿勢が表れていたと思うが
「もちろんです。僕が最後だとか、監督が最後だとかいうのではなく、選手1人1人がこの試合にけかける思いはあったと思います。選手である以上、ピッチの上で何を出すかは、見に来てくださった方々に何かを伝えたいというものだと思います。そこに関しては、今週の練習も含めて、そういった気持ちで取り組んでいたと思います」

──すみだにもチャンスを作らせていませんでしたが、勝ち切るために必要なものは
「得点ですね。1点だとなかなか難しいと思います。チャンスもありましたしね。決めきる力というのが、最後まで今シーズン自分たちの課題に残ったなと思います。そこが1点、2点…3点と取れるチームが上に行くのかなと思います。1点を守り切るというのは、今日の失点のように事故みたいなものもあると思いますし、難しいです」

──今日の唯一のゴールが小宮山選手の豪快な素晴らしいゴールでした
「僕も凄いなと思いました(笑)。あまり目に見えるもの以外を信じるタイプではないんですが、ホーム最終戦、引退試合と色々なものがあって、あんなゴールが決まったのかなと。(野村)啓介からのパスが来た瞬間に打とうとは決めていました。あのコースに飛ぶとは思いませんでしたし、あの弾道で行くとも思いませんでした。でも、点を取ってやろうという気持ちはありました」

──小宮山友祐という選手が浦安にいたことをこの試合で示したいと言っていましたがいかがでしたか
「どうですかね〜。ディフェンスとかそういった部分で、自分らしさ、やってきたことはやったつもりです。ただ、それは僕にはわかりません。見に来てくださった方がどう感じるかですね。ただ、あれ以上は出ないので、らしさを出せたかはわかりませんが、何かが伝わっていたら嬉しいです」

──シュートはコースが見えて左足で打ったんですか
「受けた瞬間にパッと見た時にゴールが見えたので、思い切り振り抜こうと思っていました。流れも良くなかったので、シュートで終わることが大事かなと。振り抜いたらいいとこ決まってくれました。良かったと思います」

──ゴールを決めることはかなり狙っていましたか
「今日は点を獲りたいなという思いは頭の片隅にありました。獲るべき人が獲るというのも大事ですが、僕みたいな選手が後ろから飛び出して点を取れればリズムも出るかなと思っていました。そういった意味では何かしらの形で、セグンドに詰めるとかかなとは思っていました。シュートはいつも以上に狙っていましたし、いつも以上に気持ちは強かったです」


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