★シンビーニャのブザービート弾含む4発の名古屋が2連勝《名古屋vs浜松》

▽25日にテバオーシャンアリーナで行われたSuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017第26節の名古屋vs浜松は、ホームの名古屋が4-0と快勝した。

▽他会場の神戸vs浦安が引き分けに終わった上、今節を勝利で飾ればプレーオフ出場が確定する2位の名古屋と、11位の浜松が激突した。

▽立ち上がりから押し気味に試合を進めた名古屋は13分、ボールを拾ったセルジーニョが中央に切り込み、右足を振り抜く。これがゴレイロの逆を突き、ゴールネットを揺らす。

▽1点先行の名古屋は、そのまま試合を折り返すと、33分に追加点。星の左CKからシンビーニャがボールをゴールマウスに流し込んだ。

▽2失点目を喫したところでパワープレーに転じた浜松。しかし、名古屋は残り47秒、中村が相手の緩いパスを見逃さず、ロングボールを叩き込み、3点リードに広げた。

▽試合を決定付けた名古屋はその後、シンビーニャにブザービート弾も生まれ、4-0で浜松に勝利。他会場で神戸が浦安に勝利したため、プレーオフ進出確定とはならなかったものの、2連勝で首位の大阪追走に成功した。


 

★ペドロコスタ監督「2016年を締めくくる形としてよかった」《名古屋vs浜松》

◆名古屋オーシャンズ
▽ペドロコスタ監督
――試合を振り返って
「2016年最後の試合で、いい形で締めくくることができたのかな、と思います」

「今日の試合に関してはいい点がいっぱいあった試合でしたし、悪い点もありましたが、そこはいい点でカバーできたかな、と思います」

「前半は特にチャンスがあるところでなかなか生かせず、点差が開かないことで緊迫した展開になり、それが後半につづきましたが、点が入ったことで楽に感じた部分がありました。前半にあったチャンスを今後しっかりゲームの中で生かしていく重要性も感じられたと思います。そういうことが、自分たちが楽になるのか、ならないのか、の分かれ道になると思いますので」

「名古屋としては勝点3は非常に大事で、試合前からそういう姿勢でいました。積極的に勝点3を取りに行った、その姿勢をしっかり見せることができたのではないかと思います」

「ここ最近パワープレーの形で失点することが多かった中で、うまく失点なしで、またそこから2得点できたことは大きなことですし、選手もそこでしっかり守って、練習している通りに組織的にやってくれた部分が結果に繋がりました。2016年を締めくくる形としてよかったと思います」

――大阪戦に向けてどういう形で臨むのか
「2017年に入ってから非常に大事な一戦、大阪との直接対決です。そこで彼らにプレッシャーをかけるには勝つしかない。勝つか負けるかではなく、その逆も勝つか」

「なので、今の段階で言えることは、終盤まで作戦的に持ち込んで、最後1点を取る、といったような戦い方ではなく、最初から勝利のことだけを考えて勝ちにいく、ということです」

「戦術的なところはよりしっかり相手を分析して、相手の弱点だったり、どういった戦術が私たちにとって有利なのか、私たちの武器を最大限出し切れるようにしていくつもりです」

「今日の試合も含めた注意点を修正して、調整して、ブラッシュアップして、その一戦に全力で臨みたいと思います」

 

★保田監督「クリスマスなのにがっかりさせてしまったのではないか」《名古屋vs浜松》

◆アグレミーナ浜松
▽保田健二朗監督
――試合を終えて
「残り6分でパワープレーに入るところまでは、0-2で負けていたとは言え、そこまで悪いゲームではなかったと思います。やはり2点を追う中でパワープレーという戦術を敷くところでの2失点、ああいう失点というのはゲームを崩してしまいますし、同じ負けるにしても悪い終わりです」

「クリスマス、25日にも関わらず多くのお客さんが見にきてくれていた中でのこういう終わり方は、がっかりさせてしまったのではないかと思います」

――名古屋と地理的に近いチームの浜松、東海ダービーの位置づけは?
「やはり名古屋は絶対的な強さを持っているチームですので、入口としてこちらがディフェンシブになるのは当然のことと捉えています」

「勝者には勝者のメンタルがある中で、うちのような順位のチームが対戦するときに、
どれだけロースコアを引っ張れるか。そこを引っ張ることができればその試合に関しては十分にチャンスはある、というミーティングをした上での試合でした」

「今シーズン(の2回の対戦)は引き分けと1点差のゲームで、3本目としてどういった試合ができるか、と臨んだのですが、ご覧のような大差になってしまったのは残念です」

 

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・今節を終えての順位表

首位争いは勝ち点差8のまま、1月5日に第7節延期分の大阪‐名古屋の直接対決が開催。

両者は1月28日にも今季3度目の直接対決が残されている。

プレーオフ進出最後の1枠となる5位争いは、5位府中が6位神戸に6ポイント差をつけている。両者は2月19日の最終節で対戦。