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埼玉スタジアムで青森山田vs.サンフレッチェ広島ユースのチャンピオンシップが行われた翌日、埼玉から約800km離れた広島では来季のプレミアリーグ(高円宮杯U-18サッカーリーグ )参入を懸けたトーナメント戦が行われた。

 プレミアリーグの下部リーグ・プリンスリーグ(全国で9地域)の上位チームが広島に集結し、トーナメント方式で2回勝利を収めれば、リーグ昇格が決まるこの戦い。プリンスリーグ中国を2連覇した米子北高校(鳥取)は、3年連続でこの大会に臨んでいた。

 米子北がユース年代最高峰のプレミアリーグに辿り着くための道のりは、非常に険しいものだった。初戦の相手は、最激戦区・プリンスリーグ関東で年間3位となった東京ヴェルディユース。ここを突破しても、プリンスリーグ北海道の覇者・コンサドーレ札幌U-18vs.プリンスリーグ四国王者・明徳義塾の勝者と戦う必要があったのだ。
後輩たちの挑戦を後押しした、昌子源の活躍。

 プレミアリーグへの参入戦と呼ばれるこのトーナメントで、米子北は2年連続で敗れている。

 一昨年は2回戦で大分トリニータU-18に1-3、昨年は1回戦でジュビロ磐田U-18に0-3と、「Jユースの壁」に阻まれての敗退だった。今年は過去の悪夢を払拭すべく、3度目の正直といえる戦いとなった。

 この厳しい戦いに臨む彼らの背中を力強く後押したのが、米子北OBの昌子源だった。

 ちょうど同じ時期、昌子は鹿島アントラーズの一員としてクラブワールドカップに出場し、気迫溢れる守備と抜群の統率力で鹿島大躍進の立役者となっていた。

 「源がああやって世界を相手に、まさに羽ばたこうとしているこのときに、ウチも参入戦があって。本当にちょうど重なったというか、選手達に良い刺激を与えてくれている。選手達の自信と誇りに繋がっていると思う」

 昌子の恩師であり、サッカー部総監督を務める城市徳之は、教え子の成長に目を細める。

 ちょうど1年ほど前、昌子は後輩達の激励のために、彼らが練習をするグラウンドにやって来たという。そこで一緒に生徒たちと汗を流す中で、自らの考えをしっかりと後輩たちに植え付けていったのだそうだ。


「身を投げ出してでも相手より先にボールへ!」

 米子北のCB池澤裕翔は、こう振り返る。

 「昌子選手は僕らに『気迫で守ることの重要性』を教えてくれました。僕が一番印象に残ったのが、クロスに対する守備をしている時、『身を投げ出してでも、相手より先にボールに触るんだ』と言っていたこと。その日から、何が何でも先に触ることを意識するようになりました。僕は昌子選手ほど大きくないけど、だからこそ、無理だと思っても最後まで身体を投げ出していかないと相手も怖がらないし、止められないと思っていますので」

 実は今年の米子北は、DFラインに大きな不安を抱えていた。昨年は180cmオーバーのCBコンビが中央に君臨し、強固な壁を築いていた。だが、彼らを含むDFラインのレギュラー4人中3人が卒業してしまい(残った1人が池澤)、DFラインの人材不足に陥ったのだ。
昌子も高1の時にFWからCBにコンバートされていた。

 池澤の身長は176cmだが、スピードと状況判断力があり、その資質を見出されて高1の途中でFWからCBにコンバートされた。その彼が、新チームで守備の要という重責を任されたことになる。

 左サイドバックの村木遵平はFWからのコンバート。他のCBもコンバート組という、本職の選手がCB歴2年弱の池澤のみという状況に、当初は不安定さが否めなかった。

 しかし実は昌子も、高1のときに城市総監督がFWからCBにコンバートし、チームの守備の柱に育て上げた、という経緯がある。池澤もそれと同じ道を辿っているのである。

 「とにかく目の前の試合に集中をして、『気迫で守る』ことを心がけたました。カバーリングスピードと裏への対応スピードは自信があったので、そこを活かしながら。試合を重ねるごとに全体がよくなっていることが実感できました」

 池澤の成長に引っ張られるように、彼とコンビを組むCB候補として河田勇希と古屋野雅希の2人がレギュラー争いを繰り広げながら成長している。右は、DF田中宏旺が高いアップダウン能力と献身的なプレーに磨きをかけ、キャプテンとしても精神的な支柱となっていった。左のDF村木も急成長中で、シュートブロックやクリアの質が上がり、運動量を持って献身的なプレーを見せるようになっていた。
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守備陣の安定化で、攻撃陣もより活性化した。

 もともとアタッカー陣は全国トップレベルの破壊力を有していた米子北。

 長身FW伊藤龍生はターゲットマンになるだけでなく裏へのスピードとシュートセンスを有し、FW崎山誉斗、右MF小橋亮介の2人のドリブラーが積極的にしかけ、左MFの山室昂輝、ボランチの武部雄はキープ力とパスセンスに秀でている。

 DFラインの成長は、結果的に個性派揃いのアタッカー陣の攻撃力をより引き出すことに繋がっていた。

 プリンスリーグ中国での激戦を経て、徐々に攻守が噛み合って来た今年のチームにとって最後の一押しが、前述した昌子の存在だった。

 偉大な先輩が示した“本物の闘争心”。

 後輩の彼らが、それをピッチ上で表現してみせたのだ。
東京Vユース、札幌U-18に連勝し、ついに昇格!

 プレミアリーグ昇格がかかる、東京Vユースとの一戦。

 立ち上がりから東京Vユースを相手に押し込まれ、開始早々の6分に先制点を許してしまう米子北。だが、このゴールで彼らの闘争心に火がついた。

 47分に伊藤が同点ゴールを叩き込むと、53分に山室が逆転ゴール。82分には交代出場のFW倉本峻汰がダメ押しゴールを決め、3-1での逆転勝利を収めた。

 これで勢いに乗ったチームは、プレミア昇格がかかる札幌U-18との試合で、圧倒的な力を見せつけた。

 伊藤と崎山のツートップが起点となって前線をかき回す。

 右からMF小橋がスペースに果敢に飛び込み、バイタルエリアを活性化させる。

 左MFの山室は、この前線3人の連動をしっかりと視野に入れつつ、ボールを収め、ボランチの武部と共にポゼッションの中軸を担った。

 最終ラインは池澤を軸にした積極的なラインコントロールで強力な攻撃陣を力強くバックアップした。

 そして89分、倉本が2試合連続のゴールを叩き込み、1点をもぎ取ると、そのまま試合をクローズさせ、1-0で勝利。

 この瞬間、チーム初のプレミアリーグ昇格を手にした。


母校が昇格した7時間後、レアルと対峙した昌子。

 「今日、(昌子先輩が)レアル・マドリーと戦うんですよね。本当に凄い」(池澤)

 米子北が広島でプレミアリーグ昇格を決め、サッカー部の歴史を塗り替えてから7時間後、昌子はクラブワールドカップ決勝、横浜のピッチに立っていた。

 まるで後輩達から背中を押してもらったかのように、昌子は気迫溢れる守備でレアルの攻撃陣の前に立ちはだかり、1対1でも負けなかった。

 その粘り強く冷静な守備は間違いなくレアルを苦しめ、延長戦までもつれ込む熱戦となった要因のひとつとなった。

 「決して恵まれたとは言えない、米子北のぐちゃぐちゃの土のグラウンドで泥だらけでプレーをしていた選手が、ああやって世界中が注目する大舞台でプレーを見せてくれた。(米子北の)選手達にとってもかなりの自信になっているし、自分達も真剣に頑張れば、ああいう風になれるかも、という気持ちでやってくれていると思う」(城市総監督)

 先輩に背中を押された後輩がプレミアリーグ昇格戦で結果を出し、後輩の背中を押した先輩がさらにレアル戦で躍動した。

 次は再び、先輩の活躍の勢いをそのままに、後輩たちが高校選手権に臨む番だ。

 そんな素晴らしい関係は、やがてチームの確固たる伝統となり、これからも米子北というチームに息づいていくことになるはずだ。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161221-00827110-number-socc&p=4
3:2016/12/22(木) 11:22:36.42 ID:
まさこて鳥取出身なん。
5:2016/12/22(木) 11:28:45.94 ID:
>>3
ガンバ大阪ジュニアユースの昇格漏れ
出身は神戸
8:2016/12/22(木) 11:36:31.79 ID:
>>5
さんくす
4:2016/12/22(木) 11:23:43.84 ID:
鹿島って東北とか熊本とか鳥取とか地方出身選手多いよね
7:2016/12/22(木) 11:34:37.42 ID:
ヒーロー崇拝で終わるか、
イズム継承出来るか
10:2016/12/22(木) 12:02:55.50 ID:
森 昌子
11:2016/12/22(木) 12:05:21.84 ID:
JYで昇格漏れしてサッカーを諦めたFWが
田舎の高校に行ってCBにコンバートしたらあっという間に代表候補になって
やがてバロンドーラーを封じ込めて額に血管浮かせたんだから
そりゃ後輩の高校生にしてみりゃ勇気づけられるわ