1:2016/12/21(水) 00:44:44.37 ID:
今季3年ぶりにJ1の舞台に戻ってきたジュビロ磐田。ファーストステージは8位と健闘するも、セカンドステージは14位と低迷し、年間総合13位(勝ち点36)という結果に終わった。まずは、この成績と、この1年の戦いぶりについて、名波浩監督に振り返ってもらった――。

――ジュビロ磐田にとっては3年ぶり、名波浩監督にとっては初めてのJ1での戦いとなった今シーズン。その1年を振り返ってみて、率直な感想を聞かせてください。

「自分たちがやっていることはブレてないし、”規律と自由”という一見すると相反するものを求めながら、(それを)継続していくこととか、(そこに)新しいことを積み上げることとかはできてきた。その中で、ファーストステージでは下(J2降格圏)との関係で言えば、だいぶ貯金を作ることができました」

――ファーストステージは勝ち点23で8位。J2降格圏となる16位以下とは勝ち点7差がありました。シーズンの折り返し地点としては、十分な成績だったと思います。

「そうですね。ですから、セカンドステージではいろんなことにチャンレンジできるかな、と思っていたんですが……、中盤のエース格が移籍することになり、ちょっと風向きが悪くなってしまいました」

――MF小林祐希選手のヘーレンフェーン(オランダ)移籍ですね。

「向こうのクラブから、身分照会プラスアルファーを請求するレターが届いたのは、ファーストステージの終盤を迎えた頃。それから、すぐに移籍が決まれば、まだ問題はなかったけれども、先方が正式オファーを出すのを躊躇して、なかなか交渉が進まなかった。それで、小林本人もちょっとモヤモヤしてしまった。こちらも、実際に(移籍が)決まるのか、決まったとしてもいつ決まるのかわからないから、なかなか(新たな布陣の)準備の施しようがなかったのは確か。

 まあでも、それだけならまだよかったんですけど、その時期と前後して、エースストライカーの”造反”があって……」

――そんなことがあったのですか。

「FWジェイの練習態度がすごく悪くなって、やる気もなくなり、パフォーマンスが著しく落ちてしまった。小林とジェイは、ある意味うちの”飛車角”だから、そうした状況はさすがに厳しかったですね。

 そんなことが重なって、風向きが悪くなってきたな、と感じていたら、セカンドステージ初戦で、案の定、サンフレッチェ広島に0-3と完敗。以降も、4試合連続で引き分けが続いた。ここで勝てなかったのが、最終的には響きましたね。そのうち、2試合くらいは勝てる内容だったから、ひとつでも、ふたつでも勝っていれば、11月にメディアで『磐田まで降格の可能性があります』なんて、言われることはなかったと思います(苦笑)」

――システムを3バックにしたのも、その頃でした。

「ずっとやってきた4-2-3-1ではアクションが起きず、みんなが同じ位置に居続けてしまって、相手を崩せなくなっていた。昨季もJ2で同じ苦労をしたのですが、やっぱり人も、ボールもアグレッシブに動かないと、チャンスは作れませんから。そこで、システムを変えて、5mでも、10mでも(これまでと)立ち位置を変えてやることで、チーム全体の動きを作ろうとしたんです。と同時に、来季のことも考えて、ちょっと長めに3バックを継続してみたんですが、そこは少し引っ張りすぎたかな、とは感じています」

――セカンドステージに入って勝ち点を伸ばせず、徐々にJ2降格圏との差が縮まっていきましたが、どの辺りで危機感が強まりましたか。

「いや、危機感はずっと持っていました。ファーストステージで8位だったときにも、選手たちには『オレたちはこの順位ほどの力はないから、勘違いするな』と話していましたし。うちはJ2から上がったばかりで、(ファーストステージでは)まだ他のクラブがデータを取れていないとか、たまたま相手がシュートを外してくれたとか、そういうことが重なっただけ。(ファーストステージ終了後には)ケガ人も少しずつ出てきていたので、『必ずバランス崩すときがあるぞ』って、注意はうながしていました。そうしたら、違う意味で(チームの)バランスが崩れてしまいましたけど(苦笑)」
2:2016/12/21(水) 00:45:06.34 ID:
――前回(ファーストステージ第5節終了後)のインタビューのときに、名波監督は「ちょっとした幸運をつかむか、こぼすかが(勝敗の)カギになる」と話していました。

「本当にそうだったと思います。セカンドステージは間違いなく、その幸運をつかみ切れませんでした」

――シーズン前には「勝ち点40」という目標を掲げながら、結果的には勝ち点36でした。勝ち点「4」足りなかったのは、そうした誤算や不運が大きかったのですか。

「いや、最低でもあと勝ち点8くらいは取れたと思っています。そうすれば、勝ち点44でしたからね。その勝ち点8は、自分の采配ミスであり、判断ミス。そこは選手に申し訳なかったし、自分に責任があります」

――下との勝ち点が縮まってくると、選手は精神的に追い込まれてしまうものですか。

「それは、絶対あると思います。仮に自分たちが負けても、(残留争いをしている)他もみんな負けていれば、それほど引きずりませんから。ただ逆の場合も同じで、セカンドステージ第10節のアビスパ福岡戦でうちが勝ったときには、他がみんな引き分け以下だったので、一気にクラブ全体が『これでもう(J1残留は)大丈夫だ』といった空気になってしまった。その雰囲気に選手たちも引きずられていた感がありました。ファーストステージ最終節以来、2カ月ぶりの勝利だったので、クラブ的にはうれしかったのはあるにしても、あれはいけなかったですね(苦笑)」

――そんな悪い流れの中で、最終的にJ1残留へと至るターニングポイントは、どこにあったのでしょうか。

「セカンドステージ第13、14節がホーム2連戦で、相手は湘南ベルマーレとアルビレックス新潟。ここで勝ち点4は取りたかったのに、勝ち点1しか取れなかった。あそこで、完全に残留争いに足を突っ込んでしまいました。ところが、幸いなことに日本代表戦(W杯アジア最終予選)があったので、J1は2週分試合がなく、3週間空いたんです。この3週間が大きかったですね」

――その中断期間をどう生かしたのですか。

「まず、最初の2週間ではもう一度選手を奮い立たせるために、言葉は悪いけど、”選手を殺しに”いきました。毎日、走行距離が16~18kmくらいになるハードなトレーニングメニューを組みましたからね。そして、残り1週間で戦術確認のミニキャンプをやりました」

――肉体的にも精神的にも選手たちを追い込んだわけですね。

「どちらかと言えば、精神的なものが大きかったと思います。シーズン終盤、これくらいハードにやっても耐えられる選手でなければ、J1に残留できるかどうかっていう強烈なプレッシャーの中で、残り3試合は絶対に戦えないと思いましたから。これを乗り切った選手が残りの試合を戦う権利を得る、という位置づけですね。フィジカルコーチとは『2、3人壊れる覚悟で、ハードなメニューを組もう』と話していたのですが、全員が最後までついてきてくれました」

――中断期間が明けて、最初に対戦したのが残留争いのライバル、名古屋グランパスでした。

「残留できた要因として、ひとつの試合を挙げるなら、やっぱり名古屋戦の引き分けが一番大きい。名古屋は2連勝してうちとの対戦だったので、そのまま翌週に試合をやりたかったはずです。うちにとっての3週間と、名古屋にとっての3週間は、全然違う意味があったと思います」

――続く浦和レッズ戦では敗れ、J1残留を確定できないまま、最終節のベガルタ仙台戦を迎えました。

「降格の可能性があるチームの中では、うちだけ最終節がアウェー戦だったんですが、残留するための数字的な条件は圧倒的に有利でした。ゆえに、前からガツガツいって、というのではなく、バランスを重視して守備から入ったほうがいいのかなと考え、最初は違うメンバーを仙台戦の先発に考えていました」

――守備的に試合を進め、最低でも勝ち点1を取ってJ1残留を自力で確定させる、と。

「そうです。FWアダイウトンも外すつもりで、本人にも理由を含めて話をしましたし、キャプテンの上田康太にも、結果的に彼がFKを決めて仙台戦に勝つんですけど、外す予定でした」

――なぜ、それを変えたのですか。

「あの試合は前々泊で仙台に入って、前日練習を向こうでやりました。遠征先で前日練習をするときは、たいてい自分は特に練習も見ないで、ジョギングをしているのですが、そのとき『やっぱり攻撃的にいこう』って決めました」
3:2016/12/21(水) 00:45:28.26 ID:
――何かがひらめいたのですか。

「ひらめきではないですね。どう戦うべきかをずっと自問自答しながらジョギングしていて、自分で自分に『何を柄にもなく、日和ったこと考えているんだ』って思ったんです。現役時代にDFだった監督ならまだしも、ずっと前のほうでプレーしていた人間が、最後の最後で日和って、どうするんだ、と」

――最後は仙台に勝利して、自力でJ1残留を決めました。

「結果的に、前からプレスをかけて捕まえにいったことで、仙台は何もできなくなった。攻撃的にいったのがよかったと思います。ラスト3試合は、あとで映像を2回ずつ見直しましたが、自分自身の判断、例えば選手交代のタイミングなども間違っていなかったと思うし、ファーストステージからセカンドステージとちょっと波はありましたが、最後は正しい方向にチームが進めたと思っています」

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2016/12/20/___split___j1_3/index_7.php
4:2016/12/21(水) 00:47:43.02 ID:
もっと酷いチームがいたから
5:2016/12/21(水) 00:51:37.15 ID:
最終節の仙台が酷過ぎた。
6:2016/12/21(水) 00:52:20.57 ID:
静岡は名古屋に土下座しながら眠れ
7:2016/12/21(水) 00:53:22.04 ID:
最終節の仙台が酷過ぎた。
8:2016/12/21(水) 00:54:30.52 ID:
エスパと入れ替わりで落ちたら静岡は盛り上がったのにw
9:2016/12/21(水) 00:56:24.25 ID:
名古屋が素人にGM監督兼任やらしたからだろな
10:2016/12/21(水) 00:56:57.69 ID:
エースの造反。チームの混乱。それでもアントラーズがレアルに健闘できたわけ
11:2016/12/21(水) 00:57:54.19 ID:
すっかり弱いクラブになったな
10年前からだけど
12:2016/12/21(水) 01:04:33.12 ID:
なんだかんだで今年の昇格組はそこそこやったほうだな。
福岡みたいに最初から無理ゲーチームは別だけど。

J2優勝もできないままの戦力でJ1とかマジで終わってた。
・・・来年の札幌もそろそろ定着できるように、J1ように変えないから毎度堕ちる
13:2016/12/21(水) 01:05:30.59 ID:
フランス組でまともに監督業してるのは3人くらいだな。
名波はかなりうまくやってるわ。
14:2016/12/21(水) 01:05:31.60 ID:
>>1
他がそれ以上に酷かったから
こんなのを連続で許してくれるほどJ1は甘くない
早晩犬化、良くて桜化
15:2016/12/21(水) 01:09:21.56 ID:
名波が無能だからディフェンスが全く構築できてないから
キーパーがカミンスキーじゃなかったらやばかった
あいつの個人技で失点防いでたようなもん
 
22:2016/12/21(水) 06:22:40.86 ID:
>>15
ホント、ディフェンスがザルでイライラした
カミックじゃなくて八田だったらと考えると恐ろしい
16:2016/12/21(水) 01:10:14.89 ID:
サッカーは下位のチールは毎年酷いよ。当たり前でしょ。ちゃんと勝敗がつくんだから。
その中で残留したのは下位のチームよりも結果を出す力がたしかに有ったという事。
レベル低いけどそれも下位チームの醍醐味。
悔しければ勝つチームになることのみ。
17:2016/12/21(水) 01:10:53.31 ID:
戦力がJ2中位レベルの福岡湘南ともっと酷かった名古屋が居たから残留できただけだろw
19:2016/12/21(水) 01:56:38.30 ID:
落ちぶれっぷりが凄いな
一時期は鹿と競り合ってたってのが信じられん体たらく
20:2016/12/21(水) 01:58:32.73 ID:
なんでジェイはやる気がなくなったの?
23:2016/12/21(水) 07:36:15.27 ID:
ジュビロより酷いチームがいただけだろ